意識がいつから生まれたのか?

無意識の時代から、有意識の時代へ。

 

 

人間には、当たり前のように、

自分という意識があります。

「私」というのも、ほとんど同じです。

 

 

「私は○○がしたい。」

「(私は)今日は、○○が食べたい。」

「今日は、ゆっくりしたい。」

など、毎日、何回も

自分という意識を使って、

思考を繰り返しています。

 

 

現代では、私というのは、

過去の自分が経験した出来事に関する記憶から、

形成されていると言われています。

 

 

人は、色んな体験や経験を経て、

成長していくことができます。

自分の成長とともに、

わたし自身を確立していきます。

 

 

また、人間の意識自体は、

いつ頃からできていたのかは、

色んな議論がなされています。

 

 

例えば、生物の脳は、

魚類・両生類・爬虫類では、

大脳辺縁系と言われる、

生きていくための本能や感情を司る部分で

構成されています。

 

 

ここで、ネット検索してみました。

鳥類や哺乳類になると

小脳や大脳が発達して、

新皮質という話れる部分が出現します。

 

 

そして、霊長類になると、

さらに連合野が発達して、

高度な認知や行動ができるようになるそうです。

 

 

脳に関する基礎知識、理化学研究所

http://bsi.riken.jp/jp/youth/know/evolution.html

 

 

魚や鳥などは、自分という意識はあるのか分かりません。

けれども、それぞれ群れを作って生きていきます。

しかし、それが生き残るために群れているのか、

仲間意識で、お互いに助け合っているのか分かりません。

 

 

哺乳類になると、自意識があるように思えます。

人間には、それがが備わっています。

ですので、進化の中の、どのタイミングかで、

それを獲得していったと考えられます。

 

 

一つ参考になる考え方として、

ジュリアン・ジェインズによる、

二分心(バイキャメラル・マインド)の

仮説があります。

 

 

この二分心とは、

人間の意識の起源について、

研究を進めている際、

ジュリアン・ジェインズは、

意識は言葉に深く根ざしていることを気付きました。

その結果、人が言語能力が持たない段階では、

意識がなかったという仮説を打ち出しました。

 

 

時代にすると、およそ

約3000年前のことと、

予想しています。

この頃には、「イーリアス」や

「オデュセイア」などの

詩篇が描かれています。

 

 

古代人の心の構造は、

神々が声を出していた部分と、

現代でいる意識を持った部分とに

分かれており、それを、

二分心と名付けました。

 

 

現代では、二分心は、

ほぼ消滅しており、

統合失調症に、その痕跡を止めるのみに

なっているそうです。

 

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%88%86%E5%BF%83#:~:text=%E4%BA%8C%E5%88%86%E5%BF%83%EF%BC%88%E3%81%AB%E3%81%B6%E3%82%93%E3%81%97%E3%82%93,%E5%BF%83%E3%81%AE%E4%BB%AE%E8%AA%AC%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

 

 

人は言葉によって考え、

考えによって行動します。

そして、言葉によって、

その人の人生が作られていきます。