自分の「当たり前」に気づくほど、

他人のことをより許せるようになります。

 

相手に対する”怒り”を抑えられないのは、

自分の違いとのを認められていない。

 

 

狭い意味での、常識は人の数だけあるので、

他人と考え方が違うのは当たり前。

 

 

~だったら、こうするのが当たり前。

~しているんだから、こうするのが常識。

という思いに気づかないと、

自分の怒りを抑えることができない。

 

 

つまり、立場を変えてた際の、

相手に対しても同じです。

 

 

自分のモヤモヤしている気持ちの正体が分かり、

それを相手に伝えることができるようになれば、

自然と周りの人間関係が良くなっていきます。

 

 

例えば、真面目な人ほど、

キレやすいかったり、

瞬間湯沸かし器のように、

カッとなってしまうことがあります。

 

 

約束を守らない。

他の人だったら、怒ることもないのに、

怒られてしまいます。

 

 

何かを出しっぱなしにして、

片付けができていなかったり、

待ち合わせの時間に遅れてしまったり、

など、些細なことで、

相手に対して切れてしまいます。

 

 

真面目な人は、

自分が相手のために、

自分が非難されたり、

失望されたりしないように、

”真面目”に、約束を守ります。

それが、時間や内容などです。

 

 

そうすると、自分はしっかりしているのに、

あの人は・・・という思考に陥りやすくなります。

 

 

私が陰でこれだけやっているのだから、、、

私でも、これだけ頑張っているのだから、、、

私がこれだけ我慢して苦労しているのだから、、、

という思考パターンが

グルグル、頭の中を廻ります。

 

 

そうすれば、相手に対して、

キレやすくなってしまいます。

 

 

なんで、私の苦労を分かってくれないんだ。

我慢しているのを気づいてくらないんだ。

という気持ちが強くなっていきます。

 

 

結局は、他人は他人なので、

別の思考パターンをしています。

なので、全部、分かってくれというのは、

無理な話です。

 

 

けれども、ちょっとぐらい、

気づいてくれたり、気をつけてくれても

良いんじゃないかと思います。

 

 

しかし、この思考を続けている限り、

根本的に、この悩みから解放されることはありません。

 

 

この場合、相手は相手なりに、

気を使っているのです。

大事にするところが、

ちょっと違うので、

その違いが行動に出てきます。

 

 

なので、相手は分かっていない。

のような、お互いの関係になります。

 

 

最終的には、自分自身の問題なのです。

世の中に、他人はいくらでもいるので、

人や場所が変わっても同じような状況は続きます。

 

 

しかし、自分の気持ちを理解していれば、

相手に対しての許容度を上げることができます。

 

 

先の例で言ったら、

真面目な人は、相手に失望されたくないのです。

そして、嫌われたくもないです。

 

 

その人のアイデンティティーが、そこにあります。

そういう自分でいることで、

相手との関係が良好でいられるし、

他人にも嫌な思いをさせないでいられると考えています。

ですので、”真面目にでいること”にこだわるのです。

 

 

そうじゃない人は、

他人のことを大切に考えていない。

そういう人だと考えています。

 

 

これは良し悪しではなくて、

だれでも、何かしら持っているものです。

 

 

ですので、なぜ、この人が、

”真面目な人”になったのか、

そうじゃなきゃダメだった理由を

改めて思い出すことができれば、

自分の気持ちを知ることができます。

そうすれば、自分の視野も広がります。

 

 

それによって、相手への視野も、

同じように広がっていきます。

 

 

自分の「当たり前」に気づくと、

他人のことをより許せるようになります。