自分が人生において、

大事にしたいモノの優先順位をはっきりさせて、

一番大事なモノから、順番に大事にしていくと、

自ずと幸福度も上がっていきます。

 

 

”ミニマリズム”という生き方があります。

これは1960年代半ばにイギリスの芸術理論研究家である

「カイル・チャイカ」が初めに紹介していたようです。

より少ないモノと共に暮らすことで、

それらに対して、より感謝の気持ちを抱こう

という意図もあるそうです。

 

 

また、ミニマリズムの元々の意味は、「完成度を追求するために、

装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで

省略する表現スタイル」とあります。

 

 

日本では、2015年に、

新語・流行語大賞にもノミネートされており、

「持たない暮らし」というライフスタイルが紹介されました。

ミニマリズムを実践する人を、

ミニマリストと呼ぶそうです。

このミニマリストは、最小限のモノで暮らす人です。

 

 

また、このミニマリズムが流行する前に、

「断捨離」という言葉が流行語になりました。

この断捨離というのは、ヨーガの思想の中にもあるそうです。

沖正弘氏の著作である「ヨガの考え方と修行法上巻」に紹介されているようです。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%AD%E6%8D%A8%E9%9B%A2)

 

 

断捨離というと、モノを捨てること

必要である最小限のモノだけで生活するという

イメージが強いようです。

 

 

中には、同居する家族のモノを捨ててしまい、

トラブルになるケースもあったようです。

 

 

ここで注意しなくてはいけないのは、

何が大切なのかは、人によって違います。

 

 

例えば、服が好きな人ならば、

毎日、同じ種類の服を着るのが苦手で

他の人よりも服が多くなるかもしれません。

他の人から見たら、そんなに必要ないと

思われてしまうかもしれません。

 

 

また、いつも清潔な部屋で暮らしたいと思っている人は、

他の人よりも掃除グッズなどが多くなるかもしれません。

他の人からみたら、潔癖症みたいだなと感じるかもしれません。

 

 

人によって、それぞれ価値観が異なっているので、

本当に大切にしたいモノや、それに付随する心情が違うと思います。

どれも正解はないので、これは個人の自由です。

しかし、因果律の法則により、起こる出来事は限定されます。

それが楽しくもあると思います。

 

 

また、自分の大切なことの理由や目的が

はっきりしていればいるほど、

他人に対する許容度も変わってきます。

 

 

必要かどうかは、その個人で決めればよいものです。

他人に強制する立場は、自分も強制される立場になります。

逆に、相手を受け入れることができる考え方ならば、

相手にも自分の考えが尊重されるようになります。

 

 

ミニマリズムは、自分にとって

必要最小限のものに囲まれて暮らします。

それによって、自分の価値観もより明確になると思います。

 

 

その結果として、自分が幸せを感じることや

ポジティブな気持ちにさせてもらうモノに

囲まれて暮らすことになります。

それらを大事にすることで、さらに、

自分の幸福度や満足度が上がっていきます。