物や情報が溢れている現代では、

周りの環境に振り回されることがあります。

そこで、自分の軸を決めておくと、

無闇に振り回せることがなくなります。

 

 

世界一貧しい大統領と呼ばれた

ウルグアイ大40代大統領であるホセ・ムヒカ氏は、

貧乏についての次のように語っています。

「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、

無限の欲があり、いくら合っても満足しない人だ。」

 

 

ムヒカ氏は、報酬の大部分を寄附して、

自身は月に10万円ほどの質素な暮らしをしていました。

また、日本人への警告として、

「成長を求めるな。幸せを求めよ。」という言葉も伝えています。

他にも、「幸せ」に関する多くの言葉を伝えているようです。

(出典:文藝春秋digitalより)

 

 

これらの言葉は、物が溢れてしまった現代に於いての

生き方のヒントが詰まっていると思います。

現代では、求めようと思えば、

いくらでも物を手に入れることができます。

 

 

気付いたら自分の周りが

モノだらけになってしまうこともあると思います。

それを求めるあまりに、多くの時間を使っています。

 

 

確かに物をたくさん得ることができれば、

豊な気持ちになることができます。

それが、高価で、希少なものだったらなおさらでしょう。

 

 

しかし、それが本当に必要なものなのkがどうかは、

それとは別の問題になります。

よく収集マニアのように、持っていることに

強い渇望を抱くようになると、それを求め続けます。

収集マニアは、それが幸せなので、良いとは思いますが・・・

 

 

そのモノ自体が、気に入っていて仕方がないのか?

その集めているモノを集めている”自分”が好きなのか?

そうか偶々それが集める対象のモノになってしまったのか?

 

 

そのあたりの話も、よくよく振り返ってみると、

色んな答えが見つかると思います。

 

 

何にせよ、それらを集めることによって、

本人が何に満足して、心のどの部分が満たされるのかにより、

その人の趣向が明らかになります。

そして、さらに、なぜそれが好きになったのかも分かると思います。

それを知ってもなお、やっぱり収集が辞めることができないなら、

もう止めはしません(笑)

 

 

人間の欲、煩悩は止まるところを知りません。

けれども、それをコントロールすることはできます。

そのためには、煩悩の「見える化」が必要です。

 

 

そのためには、自分が何を欲していて、

その理由となる”想い”が何だったのかを

言語化していきます。

 

 

そうすれば、自然とその対象との付き合いが最適化されます。

自分らしい付き合い方が分かってくるのです。

 

 

それが明確に分かっていないと、

無限の欲に振り回され続けてしまいます。

 

 

幸せの形は人によって違います。

他人に共感するのも大切なことです。

それは、他人の夢をかなえてあげることにもなります。

 

 

しかし、他人の幸せや夢に生きてしまうと

自分自身をかえって苦しめることになる可能性もあります。

人は一人一人が違うのです。

 

 

本心では、静かに穏やかに暮らしたいと願っている人が、

有名になりたい、お金持ちになりたいと思うと

不幸な結果になりかねません。

 

 

ですので、自分の幸せは、自分で見つけるしかないのです。

簡単に見つかるモノでもありません。

しかし、その道のりも楽しむことはできます。