コロナ禍で心が疲れたと感じた時、

知っておいた方が良いこと

 

 

今年は、コロナ禍によって、今までとは、

生活の環境が変わってきた人も多いかと思います。

 

 

何気なく過ごしているつもりでも、

様々な要因によって、少しづつストレスを感じています。

それによって、ネガティブな言動に走る人や、

心の調子が悪くなってしまう人が少なくないようです。

 

 

また、ストレスが溜めってしまうことによって、

いつもよりも、自分の悪いところが出てしまうことがあります。

 

 

私も、疲れてしまうことが多くて、

いつもよりも、休憩を多めに取るようにしています。

けれども、普段どおりとは行かないことも多くて、

効率も落ちてしまっています。

 

 

不安やストレスを感じている状態だと、

周りにたいして過敏に反応してしまったり、

いつもなら、気にならないようなことにも、

イラッとしてしまったりしてしまいます。

 

 

自分を守るための行動が、行き過ぎてしまうことで、

過剰防衛になったりしてしまうことがあります。

相手がマスクしていないのに対して、イライラしてしまうのもそうです。

このように、余計にエチケットを気にしすぎてしまうこともあります。

 

 

”茹でガエル理論”というものがあります。

これは、「カエルを熱湯の中に入れれれば、熱さを感じてすぐに逃げ出します。

しかし、水から少しづつ温度を上げていくと、カエルは気づくことができずに、

茹で上がって死んでしまう。」という例え話です。

ちなみに、実際は、科学的な根拠はないそうです。

 

 

私たちは、目に見えるような急な変化には、気付きやすいです。

目に見える危険が迫ってきたら、何らかの対応をしていきます。

けれども、ゆっくりと変化していくことに対しては、

実感が湧きづらく、うまく対応することが難しいのです。

 

 

コロナなどは、目に見えない脅威なので、

少しづつ自分たちの状態を悪くしていっても、

気づくのが難しく、対応が遅れてしまいがちです。

気づいた時には、自分が精神的に病んでいたということに

なってしまうかもしれません。

 

 

一つ一つに起こることが、あまり大したことがないことでも、

少しづつストレスを抱えてしまいます。

その結果、常に”何らかのストレス”に晒されている状態になります。

 

 

自分の気持ちに余裕がなくなってしまうと、

”気づかないうちに”相手に対して、きつく当たってしまったり、

いつもよりも、気遣いが足りなくなったりしてしまいます。

 

 

それによって、トラブルが増え、

悪いスパイラルに囚われてしまうこともあります。

 

 

仏教には、「我執(がしゅう)」という言葉があります。

これは、自分の小さな考えに囚われてしまい、

そこから離れられない状態のことを指します。

 

 

少しづつのストレスで、世間や個人が、

我執に囚われ易い時代になっています。

こういう時だからこそ、自分の心を大切にして、

”自分のこだわり”と向き合う時間を作ってみましょう。