できない自分を卒業する技術
セルフ・エフィカシーを高め、良い結果に導く。
もし、自分のことを「~ができない。」、
「~なので、他人に迷惑をかけてしまう。」
「いつも~してしまう、ダメなやつ。」・・・
のように感じているのなら、
自分に対する”信用度”を上げる必要があります。
自分には自信がない、うまく行かない。
いつも失敗を繰り返してしまうと思っているのなら、
自分はできると思っている確信度、
つまり、セルフ・エフィカシー(自己効力感)が低い場合があります。
この自己効力感が低いままだと、
何かにつけて”やる気”が出てきません。
というのも、やっても無駄。努力しても報われないと、
心のどこかで感じているので、
「やろう!」というモチベーションが湧いてきません。
行動しようという気力が起こらなのです。
一方で、自己効力感が高ければ、
困難にも立ち向かえる気力や自信がついてくることになります。
自己効力感が低い原因の一つに、
過去の何かの経験を、自身が悪いように
過剰に受け止めてしまったことがあります。
例えば、一緒にいった取引先で、起こられてしまった。
その結果、”自分のせい”で取引が失敗した。
自分は鈍臭いので、相手をいつも怒らせてしまう。
このように、自分のことを、
「私はやっぱり○○なやつなんだ・・」と、
感じてしまうと、自身にレッテルを貼ってしまいます。
それで、自縄自縛に陥ってしまいます。
そこから抜け出すためには、
自身が失敗したと感じたその経験に対して、
どうして深く傷ついてしまったのか?
なぜ、そのように自分を貶めなければならなかったのか?
という理由がポイントになります。
怒り、恐れ、喜び、そして悲しみなど、
強い感情を結びついた情動は、大きな力を伴います。
それが、良い方向に向かっていれば、問題ないのです。
しかし、何かの行動をセーブするような形になっていると、
その人の大きなブレーキになってしまいます。
つまり、その経験によって、行動が制限されてしまうのです。
ですので、その経験に対する解釈を変え、
強い情動の力を、本人がよりよい方向へ
向かうための力に変えてあげると、
できる自分をより信じることができるようになります。