仏教の瞑想方法の中に、止観行があります。

また、止観行というのは、

「止」の部分「観」の部分に分けることができます。

 

 

「止」は、心を落ち着けて、感情に振り回されない状態を指します

また、「観」は、その心の動きを観察することを指します。

このような心持ちを目指して、瞑想による修行を行います。

 

 

私たちは、普段の生活の中で暮らしていると、

色んな感情を感じながら、過ごすことになります。

特に身近な人に対して、、

愚痴などをこぼすなどはよくあることではないでしょうか?

 

 

例えば、周りの人が上手く気が効かないと、

いつも思っていたとします。

お客さんが来ても、知らん顔だったり、

無愛想だったりするとします。

そういう時に、感じる感情は何でしょうか?

 

 

ちょっとしたイライラ、

周りの人から嫌われるかもしれない不安

いつもそうだと、これからケンカしてしまう恐怖

何回行っても治らないという諦め。

ちょっとした出来事の中でも、

色んな感情を感じながら、

頭の中で考えをグルグル回しています。

 

 

では、この場合に、

「止」の状態になるには、どうしたら良いのでしょうか?

心の動揺を抑えるためには、何が必要でしょうか?

 

 

これが答えというわけではありませんが、

まず、イライラしている自分という認識を、

イライラの感情を”感じている”自分という認識に、

変えてみてください。

 

 

イライラの感情と、自分が全く重なってしまうと、

感情に振り回されてしまいます

ですので、まずは、ちょっとだけ、

認識を変えて、客観視ができるようにしてみてください。

そうすることで、自分のが少しだけ、

観察しやすくなります。

自分の心を内側から見るのは難しいです。

しかし、視点を外に持っていき、

外側から眺めることで、

心の輪郭を眺めることができるようになります。

これが、「観」の行です。

 

 

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