よく生きるという事は、どういうことか?
と聞かれることがあります。
これとい答えを言う前に、
ちょっと横道の話をしたいと思います。
人間は生まれた時にたった一つの権利を持って生まれています。
と言われたら、あなたはどんな権利を思い浮かべますか?
人は平等に生きる機会を与えられています。
人によって寿命は違うかと思いますが、
生まれたときから、死ぬことは決まっていて、
それからは逃れられません。
もう少し言ってしまえば、
では、人間は何を操作する権利をもっていますか?
感情そのものは人間は操作することが出来ません。
身体の生理反応なので、経験は、脳内の記憶によって感情と結び付けられます。
その心によって生み出された感情を感じているのは、「わたし」自信になります。
しかし、どんな感情を感じて、どんな反応をかえすのかは、
個人に委ねられています。
つまり、人間に与えられたたった一つの権利というのは、
自分の考えを操作する権利ということになります。
感情自体は「わたし」そのものでありません。
感情と「わたし」を同一化してしまうと、
怒りそのモノがわたし、
悲しみそのモノがわたし、
苦しみそのものがわたし、、
と、感情的な人間、
本能そのもので生きる人間になってしまいます。
ですので、もし、怒りの感情で一杯になりそうになった時、
それに流されて、感情的に行動するのではなく、
まずは、それを感じている自分を自覚することが第一歩になります。
そこから、どうしたら良いのは、またの機会にお話します。