悟りって言うと、何やら小難しいイメージがあります。
悟りを開くには、ヒマラヤ山中に潜んで、
何十年も修行をして、やっと悟りが開けるかどうか、、とか
生きるか死ぬかの修行を続けて、なんとか生き延びた人だけが身につけることができる。
などのイメージがあるのではないでしょうか?
悟りといっても、段階があります。
時代やグループによって、表現が異なりますが、
原始仏教などでは、悟りの修行段階は四向四果といって8つの段階があります。
また、もっと、悟りに至るための菩薩の修行の段位はもっと細かく別れていて、52種類あります。
ですので、悟りといっても、簡単なものから、難しいものまであります。
誰でも、極めなければ使えないというものでは有りません。
簡単に使えるものもたくさんますし、
基本的な概念はシンプルで分かり易いものです。
それは、「わたし」の捉え方が中心となります。
心に振り回されないわたし、
思い通りによく動く健康な身体、
「わたし」と、こころとからだ、
この主従関係によって、こころ穏やかな知恵が書いてあります。
これが悟りの基本的な概念の一つになります。
では、具体的にはどうやって、
自分を操れば良いのかというのは、
またの機会にお話します。