Nikon Df Black Gold Edition | カメラの自由研究

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東ドイツ製カメラの備忘録の予定でしたが、所有するカメラの個人的意見の方が多くなりました。

 言わずと知れた2013年(平成25年)11月28日に発売されたデジタル一眼レフカメラです。
詳しい諸元は、メーカーホームページのとおりです。

 ニコンFAからカメラを始め、次にF3を使っていた者にはダイヤルのフォント等懐かしくて仕方のないカメラです。


 実物を初めて見たのは、パリのバスティーユにあるカメラ屋さんでした(下の写真です)。写真のデータを見ると、撮影日は、2013年12月27日です。近いうちに買わなければと思い、思わず写真を撮った事を忘れられません。

 そして、Df発売1周年記念としてブラックのゴールドエディションが限定で2014年12月に発売されました。

 販売数は、

ボディーのみが600台、

AF-S 50mm F1.8Gとのレンズキットが1,000台

だったようです。

 元箱には「Df ブラック Gold Edition」、「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Gold Edition)」と記載されています。当時の広報を見ると、ボディーとレンズがゴールドエディションになっている他、元箱が限定デザインになっており、ソフトシャッターレリーズAR-11G、ストラップAN-DC9Gが限定付属品だったようです。

 当時、発売は知っていましたが、瞬殺で完売したようで、なんとなくスペシャルがあるのにスペシャルでない物を買うのもなぁ〜と思って、買わずに年月が経ちました。ボディーがフイルムカメラと比べると巨大なのも購入を躊躇した理由です。


 フランスの友人が来日した時、中野の某Tで激しくこのDfを勧められた事があります。でも、上の理由で好きじゃないんですよ〜とにべもなく無関心な対応を貫きました。その時、あの方も同席していたのですが、経緯を知らなかったので失礼な事をしたと反省しています。


 その後、今年(2023年)、Zfcの黒をを購入しました。形が懐かしいFM(メーカーは「FM2」と言っているようですが、面倒なので私は「FM」で通しています。)に似ているし、ボディーの厚さがフイルムカメラと同じくらいだし、価格も(フルサイズでないから)お手頃だしと、いい事ずくめのカメラだと思います。ただ、個人的に黒は譲れなかったので、ずっと黒が出るまで待っていました。


 Zfcは、使ってみると満足のいくものでした。ミラーレスの便利さも相まってとても使いやすかったです。しかし、使っているうちに古いレンズを100%使いたいと思うようになりました。この時、既にZ7を所有していたので、フルサイズで古いレンズを100%使用出来たのですが、Zfcのダイヤルが無いのが寂しいと思いました。そこで思い出したのが、Dfです。


 さて、Dfを物色してみると、既に生産は終了していたので中古ですが、発売時期、性能と相場を比較すると結構高めでした。また、程度の良いものは、結構強気な値段でも一瞬で売れていました。そんな時、たまたま目についたのがゴールドエディションでした。値段はそれなりでしたが、程度が良く、元箱、付属品が完備されていたのと、店員さんの対応も良かったので購入しました。購入を決める時、既出のあの方にもご意見を頂き、背中を押して頂きました。


 そしてやって来ました。Df ブラック Gold Edition レンズキットです。発売後8年を経て入手する事となりました。お店の方が綺麗に梱包してくださいました。


 開封したところです。以前、フランスの友人宅で、別のイギリス人の友人から見せびらかされた事がありました。それと同じゴールドエディションのレンズキットをお迎えする事が出来ました(笑)。


 付属品の他、冊子類、保証書も入っていました。この種類の多さは当時を感じますね。


 キズ防止と携帯性を兼ねるため、DFGR1をも購入しました。これも中古ですが、全体的に相場が上がっているようで、いい値段がしました(汗)。


 さっそく記念撮影をしました。


 久しぶりに標準単焦点レンズを使いましたが、ボケるし使いやすくていいですね。私がカメラを始めた時は「標準ズーム」なんて言葉は無く、「標準レンズ」でした。選択肢は、中級機はF1.4、高級機はF1.2って感じでしたね。確かキャノンにはF1.2のLレンズもありましたよね。


 当然ながら、他の単焦点レンズとの相性もバッチリです。これはAF 35mm F2Dを付けているところです。AFのスピードも早くストレスを感じません。


 これは古いオートの35mm F2を付けたところです。背面液晶でライブビューが出来、拡大表示も出来るので、ミラーレスと同様の使い方が出来ます。当然ながらファインダーで拡大表示は出来ませんが、そこは割り切りでしょうかね。


 所謂便利ズームのAF-S28-300mm F3.5-5.6Gを着けたところです。やや大柄なレンズなのでグリップがあって良かったと思います。


 ちょっとした旅行にはこの便利ズームに勝るものはないと思っています。


 AF-S 70-200mm F2.8Gを付けるとこんな感じです。ボディーが大柄なので、取り回しは良いです。


 Dfを購入するきっかけとなったZfcとのツーショットです。私の世代には、ニコンのロゴはこっちの方がしっくりしますね〜


 2台で撮影に行くのも楽しいです。


 Dfのゴールドエディションは、以前あったFAのゴールドと違って、使う限定品のようなので、これからもこのカメラです撮影を楽しみたいと思います。