キャバリエは何処へ逝った

本日、県内の某県道沿いにあった、中古車屋さんの展示車を見て感じたことです。
その中古車は大手ではなく、展示台数が２０台前後の町の中古車屋さんといった感じの所です。
展示車は概ね５０万円以下で、一昔前の人気車がメインで、個人的には一番好きなタイプのお店です。
世間的には、買ってはいけないといわれるお店だと思います。
そんなお店の中で目を引いたのが、以下の３台の展示車です。
トヨタ　キャバリエ（所ジョージ氏のCMでお馴染みだった、GMからのOEM車）
ポンティアック　グランダム（自動車で初めて新聞に比較広告を出したとか）
クライスラー　ネオン（日本車キラーだったっけ）

まあ、自動車規制緩和後に輸入車シェア拡大のために持ち込まれた、コンパクトセダンのアメ車達です。

あれから１０年が経ちました。
ユーザー車検が定着し、街には改造車があふれ、ヨーロッパ製コンパクトカーを購入検討に挙げる人も増えました。
でもこれら３車種に関してはどうでしょう。
アメ車らしくないアメ車でビッグ３（GM、クライスラー、フォード）が最も苦手とするクラスのクルマだったせいか、輝かしい販売実績や次期モデルの導入といった、良い噂は私の耳には届いていません。
規制緩和の申し子達は場末の中古車屋に、１４万８千円のプライスカードを掲げて展示されていました。

そういえば、サターンは何処へ逝ったのでしょうか

サターンの功績は多分、自動車ディーラーのスタッフがネッツトヨタのように、ネクタイをしない処が出来たぐらいですかね。

キャバリエは栃木県警の捜査課や自動車警ら隊のパトカーとして多く採用されていたので、街で見かける機会は、３車種の中では最も多かったともいます。