本日は、速読を身につけて「ある公務員」になった受講生の話です。

 

27年前に大学生だった男子受講生が、速読を身につけ公務員になり、50代になって、再受講に来ています。

 

速読を身につけて仕事にどんな風に役立ったかを聞くのに、最も適した人物と言えます。

 

公務員と言っても色々ですが、「東京の公務員」とだけ書いておいてください、と釘を刺されたので、読者さんはお察しください。

 

仕事柄、経験をしたことのない現場に行ったり、今までと関連のない部署に飛ばされたりすることがあったそうです。

 

その度に、新しい知識を得なければならないので、短期間でその分野の本を何冊も読む必要があったそうです。

 

その時に、速読の能力が役立ったとのことです。

どこに飛ばされてもすぐ馴染むことができたので、重宝がられたそうです。

 

また昇進試験の勉強も、忙しい中で時間を見つけてやっていたとのことですが、同僚より早く昇進して行ったとのことです。

 

そしてこれを書くとバレてしまうかもしれませんが、剣道1級の時に4段の上司と試合をやれと急に言われた時に、速読で培った集中力と目の良さで思い切ってカウンターで胴を狙ったら「一本」が取れて勝ったことがあるそうです。

 

このように速読は、勉強に役立つのはもちろん、スポーツや武道にも役立つことを実証してくれています。

 

ここまで書くと、読者さんは眼光鋭い切れ者の男性像を思い浮かべるかもしれませんが、大学生の時から社会人となり、修羅場をくぐり抜けてきた50代になった今でも、ずうっと変わらず穏やかでユーモラスな人柄なのです。

 

これも速読を身につけた人の特徴です。

 

本をたくさん読んで来た人の中には、知識をひけらかすような、人を見下すような、あるいは頭は良さそうだけど冷たい印象になる人もいるかもしれません。

 

ところが当教室の受講生は、レベルが上がれば上がるほど穏やかで懐が深く、魅力的な人物になるのが特徴です。

 

この50代の「ある公務員」は、また向上心が湧いて来て再受講を始めました。

 

もし20代の時に習った速読が役に立たなかったり、嫌な思い出があったりしたら再受講しようとは思わなかったでしょう。

 

人生100年の時代ですから、これからまだまだ魅力的な人物に成長して行く姿が目に浮かびます。

 

読者さんは、速読を習って

「人の一生にどう役立つのか」が知りたかったのでないでしょうか?この公務員の半生が参考になったなら何よりです。