本日は、有効な自宅練習は人によって違うという話です。
当教室は、週1回受講して、ご自宅では一日30分ぐらいの練習をして頂けると、とてもスムーズに能力が伸びて行きます。
はじめのうちは、全員同じ自宅練習をして頂きますが、段々その方にあった課題になるので、各々で違って来ます。
例えば、緊張して肩に力が入りやすい人、視力が左右の目で違う人、眉間に皺を寄せる人、猫背の人、いつも寝不足な人、自宅訓練を毎日やる習慣が身についている人、自宅訓練を全くやらない人、
こういった個人差に加えて
能力の伸びが成長期なのか、停滞期なのか
という時期によっても課題の出し方は違ってきます。
例えば、右目で見ると素早く見られるのに、左目で見ると速度が上がらないという方が結構います。
こういう方には
「左目だけで、このフォーマットを何分ぐらい見てください」
「その時に、こういう心がけを持ってください」
という課題を出します。
人によっては、2日間は左目だけの訓練をして、3日目には両目の訓練を加えてください、と細かく指定する場合もあります。
1週間後に教室で様子を見ると、目の左右差がなくなって正常になっている場合と、全く変わっていない場合があります。
なぜこの自宅訓練を出されたのか、意図を理解して実行できた場合は、ほぼ間違いなく正常になっています。
ところが、指摘された所はやらずに別の訓練を一生懸命やってくるとか、訓練内容は指示通りでも「心がけ」が違っている方がいます。
その訓練が好きだとか、習慣的に同じ訓練がやり易いとか、自分ではこっちの方が必要だと思ったとか、理由は様々です。
こういう所からも伸びが早い方と遅い方の違いが出てきます。
読者さんに知って頂きたいのは、
教室で、レベルの違う受講生が何人いても一人一人にあった指導をしているだけでなく、
自宅訓練も一人一人にあった課題を出しているという事です。