通貨の価値
一枚の「紙切れ」で自分の好きなものを購入できる。不思議だとおもいませんか?通貨は信用の上に成り立っています。昔は違いました。金本位制の時代は、 金と交換できるという保証の上に成り立っていたのです。しかし、ニクソンショックによって金本位制が崩れ去り、通貨は完全に信用の上に成り立つようになったのです。この経過を見ると、 金本位制の廃止後に通貨は独自路線を歩んできたと言ってもいいで しょう。信用の上に成り立っているからこそ、社会が不安定になると、 金の価格が上昇するのです。これこそ、通貨=信用ということを証明していることなのではないでしょうか?そして、仮想通貨が流通し始めた今、市中で流通している通貨はどうなるのでしょうか?以前、 Bitcoinの取引所が倒産し、仮想通貨への信用が少し下が ってしまっている一面はあると思います。しかし、 Bitcoinシステムに問題があったのではありません。仮想通貨であろうが、既存の通貨であろうが信用の上に成り立っており、本質的な違いはありません。であれば、仮想通貨がこれから普及しても不思議ではありません。現状でも、クレジットカードやプリペイドカードなど既存の通貨を代替するものがあります。いつ仮想通貨への移行がどれくらいのスピードで進むのか、変化を見ていきたいです。