今も忘れはしない2011年3月11日。
あの日は専門学校の卒業式でした。
午前中に卒業式が終わり、夜に卒業祝賀会まで時間があったので、暇つぶしに街をぷらっと歩いていました。
14時46分。縦にグラグラと揺れ、1分経ってもなかなか揺れが収まらない。
地下鉄歩行空間を歩いていると、大型ビジョンの前に何百人もの人が集まっていました。
これはただ事ではないと思い、人の群れをくぐり抜けて画面を見ると「東北で震度7の大地震が起こった！」と報道されていました。
震源地である仙台市は、学生時代に住んでいたこともあり、自分にとっては「第2の故郷」です。
津波で家やビルが次々と押し流され、仙台市はすっかり変わり果てた街となっていました。
その時、私は恐怖で体がガタガタと震え、身動きができなくなるほどのショックを受けました。
あれから3年の月日が流れましたが、あの日の出来事は死ぬまで忘れることはないでしょう。
人間はどんなに工夫を凝らし、技術を開発しても自然の破壊力の前では無力であるということを思い知らされました。
震災の復興にはまだまだ時間がかかりますが、1円でも多く被災地に寄付し、微力ながらも援助していきたいと思います。