緊急事態宣言下での生活、皆さんお疲れ様です。
皆さんは、どれぐらいの頻度でテイクアウトを利用しますか?
コロナが流行する前は、予約が取りたくても中々取れなかった人気店や、
ちょっと敷居が高かったお店までもが、昨年4月の緊急事態宣言時以来、
続々とテイクアウト営業をしているようですね。
私は余りテイクアウトはしないのですが、
今日久々に、たまたま外を通りかかって見つけたお弁当を買ってみました。
福岡市西新にある「福ずし」と、その姉妹店「博多割烹 州二郎」のお弁当。
テイクアウトの内容はこんな感じ。
私は、1000円(税抜き)の「幕の内弁当 楓」を頂きました。
店内で出来立てを頂くのが一番美味しいのは当たり前ですが、こうやって丁寧に手作りされたお弁当は、工場で大量生産されたお弁当よりずっと心が籠っていて、とても美味しいです。
天ぷらや煮物、ちらし寿司まで入って、流石は人気店!といった贅沢なお弁当でした。
さて、この「テイクアウト営業」ですが、
お店側にとって、”価格設定”が相当難しいようです。
従来よりお弁当を専門にしているコンビニや、会社の前でお昼時に売っているお弁当屋さんは、300円代とか、信じられない価格で売っていますよね。
テイクアウト専門でなかった飲食店が、そういったお店と価格を合わせようとした場合、
こんな事が起きるんです。(笑)
・原価が合わない。採算が取れない。
⇒そもそも、店内飲食を想定して、メニュー作成から仕込みまで行っています。
お弁当で1000円はちょっと高いかも。。。と思っても、原価を考えると、それぐらいで出さないと、そもそも採算が取れないこともあるのです。
特に個人の飲食店は、コンビニやスーパーの惣菜と違い、工場で大量生産が出来る訳ではありませんので、単価を安くして薄利多売!という訳にはいきません。
・味のクオリティに拘れない。
⇒上記の話とつながりますが、単価を安くしようと思えば、原材料の質を下げる事でそれが達成されるかもしれません。
ただし、今まで店内飲食で提供していた料理のクオリティから下がってしまっては、元も子もありません。
また、テイクアウトの場合、料理が完成してから一定時間経過した後に、お客様の口に運ばれます。
テイクアウトをやっていなかったお店は、基本的に、時間が経過しても美味しいように作ってはいませんので、こういった面でもクオリティの維持は、かなり大変と言えます。
・店内飲食価格との整合性が取れない。
⇒店内飲食も営業しつつ、テイクアウトを始めた飲食店は多いですよね。
店内で提供しているメニューを、そのままテイクアウト価格として設定するのか。
それとも、他のお弁当屋さんの価格に合わせるのか。
店内での提供価格とテイクアウト価格が同等の場合、テイクアウト市場では、「高い」とみなされるかもしれません。
では、他のお弁当屋さんと比較して高すぎない程度に価格設定したメニューを開発すると、どうなるか。
今度は、「テイクアウトにあったあのメニューを、店内で提供して欲しい。」なんて言葉に繋がることがあります。
美味しいからまた食べたいと思って折角下さったお客様からの言葉に、
「いや、あれはテイクアウト用の特別メニュー、特別価格なんで、、、」とは、
言えそうで中々言えないですよね(笑)
拘っているお店であればあるほど、「店内飲食がダメならさっさとテイクアウトに切り替えよう!」と、そう単純に移行できないものです。
だからテイクアウトじゃなくて、店内飲食しなさい!と言いたい訳ではありません。
1000円のお弁当には1000円、2000円のお弁当には2000円で提供するだけの理由があり、そして価値があるのです。全てがそうだという訳ではないのですが。
「飲食店を少しでも助けられたらいいな。」
そういう気持ちがあるのなら、
どんな拘りを持った、どんな人が働くお店でお金を使いたいのか。
家を出る前に、スマホでお店の情報を簡単にチェック。
人生とは、日々の選択によって片作られるもの。
飲食店を選ぶ視点を変えてみたら、案外生活が大きく変わるかもしれません。
