映画「アヒルと鴨のコインロッカー」をおばから借りてみた。
面白かった。
…が、しかし、私は原作を読んでから見たせいか、正直、期待しすぎて味気なかったな。
仙台が舞台で、それはそれで、いいなと思うのだが、なんで、昭和的な映像感だったのだろう。
もっと、きれいに映してもいいのに(仙台のよさが…)。
さらに、自分がいいなと思っていた原作のシーン。カットされていたーーー。
それは、ドルジ(自称・河崎)が街中で止めてある自転車を蹴とばしていく一連のシーン。
椎名が友達と歩いていてドルジのその奇行を目撃する。やばいとこ見ちゃったと思う。でも、実は、それは後ろから歩いてきた、視覚障害者のために、黄色のデコボコパネルの上に置いてあった自転車を退かすためのものなのだということがわかる。
ドルジの、反社会的側面と、優しさが同居していることを表す、印象的なシーンであるのに(と思うのに)。
他にも、カットされていた点を挙げればきりがない(それだけ、原作が印象深かったということなのだろうけど)。
全体的に、もう少し、彼らの内面に切り込んでもよかった気がする。かれらの物語なのだから、主体の彼らの人間性をわからなきゃ話にならないでしょうと自分は思う。
ただ、どうしても時間枠があるから、原作から切り取り切り取りで、作んなきゃいけない。これは仕方がないのだろうけど。
物々、、。