ふりかえり2020

気が付けば1年と3ヶ月も更新を放置してしまっていました。
最近はTwitterばかり利用していたので💦

2020年も残すところ1日となりました。
皆さんの中ではどんな一年となりましたか？

僕にとって今年一年は「変化」の一年でした。
言わずもがなコロナウイルスが世界中で蔓延し、日本も例外ではなく現在も深刻な状況が続いています。
その影響から僕達の仲間も公演中止になったり、活躍の場を失ったりした人も居ました。

幸いと言うべきか、僕は半年前に前半を終えた「暁のバッキャロー！！」を上演する事が出来ました。


とは言え、正直不安だらけでした。
初めてのウイルスがどれほどの脅威なのか分からず、いつ中止になるか分からないし、陰で嫌なことを言われてるんじゃないか等と。
だからこそちゃんと一回一回を大切に演じなきゃ絶対に後悔すると思い最後までやり遂げる事ができたような気がします。

その後、緊急事態宣言となり約2ヶ月間の自粛。
家にいなきゃいけないということから家でやれることを探しストレスを感じた方も多いのじゃないでしょうか。
僕もその一人でした。

ある日、ひょんな事から親友である石井智也くんに電話をしてお互いの近況を話しました。
お互い人と話してなかったのか溜まった膿が放出するかのように話をして「何かをやろう！」という結論に。
その後、先輩の寿里さんとも話をし、ラジオ配信という形でコンテンツを始める事になりました。
それが今の「スーパーラヂオ倶楽部」です。
毎回トークテーマを決めてそれについて語っていくという12分番組で、ちょうど良いけどもうちょっと聴いていたいを目指してます。
良かったら聞いてみてください(急な告知)

その後、5ヶ月ぶりの舞台となった「真・三國無双〜赤壁の戦いif」に出演。



久しぶりの立ち回り作品で色々と不安もあったりしたのですが、大事なく最後までやり終えることが出来ました。(両手の斧は本当に重かった〜💦)

直後に稽古に合流したのは「夏の終わりのリーディング文学〜江戸川乱歩編〜」

江戸川乱歩の短編「D坂の殺人事件」「屋根裏の散歩者」「心理試験」を題材にした朗読劇。
朗読は何本か出演させて頂いた事はあったのですが、推理ものは初めてで言葉を使って想像させる事に改めて難しいと感じました。

お次は『家庭教師ヒットマンREBORN！』〜隠し弾　に出演。先程の作品からは打って変わって2.5次元舞台。
普段、僕の性格からはあまり縁がないと思っていたのですが、縁がありました。10年前に(笑)
声優として初めてアニメに参加させていただのがこのリボーンだったのです。
役は？朝利雨月かな？と思ったらオッタビオという聞いたことのないキャラクター。

それもそのはず小説版にしか出てこないオリジナルキャラクター。アニメ化もされておらず、誰も声を当てていない。で、できる気がする！
根拠もない謎の自信が出始め、あまり得意ではないけれど奮起することが出来たことは過言ではありません。
製作陣や演出家からはオッタビオはこういう人物！と強く縛られることなく、主に共演した林田航平くんとアイデアを出し合い形にしていきました。久しぶりの一体感に稽古・本番を重ねていくうち新しい視野も見えてきて「楽しい！」と思えた。
リボーンファンの方に少しでも恥ずかしくないよう演じられてたら嬉しいです。
(余談ですが、小説ではオッタビオはバストアップの挿絵しかなのかったので下は衣装さんと制作陣と僕で意見を出し合ってこの形になりました)

そして2020年を締め括る最後の舞台は夏にもやった続編。
「秋の終わりのリーディング文学〜芥川龍之介編〜」

芥川龍之介作品は大学1年生の頃の学内公演「藪の中」を上演して以来なので19年ぶりとなります。
黒澤明監督作品「羅生門」は冒頭の半壊した羅生門で語り部があり本編が藪の中のミックス作品となってましたね。
今作は藪の中は原作通りで、羅生門はオリジナルといった印象でした。
個人的には多襄丸を演じることが出来たのは嬉しかった。学生の頃は男子みんな多襄丸の奪い合いで僕も狙ってましたが、残念ながら選ばれなかったので😅
公演は残念ながら最後まで走り切ることは出来なくなりましたが、この情勢でこれだけの作品に関わる事ができた事は奇跡だと思っています。
それに、現在も時代が日々変化をしている中、僕自身の役の幅にも変化があった年だと感じた年でした。
他にもアニメ「ハイキュー！！」


5年目に突入したEテレ「なりきり！」


こちらも最後の生配信・イベントに参加出来なくなりましたが「ラフラフ！」

などなど、沢山の番組・コンテンツに参加させていただけたことを本当に感謝しております！
そして何よりも日々応援して下さる皆様に最後まで読んでいただけて、一緒に振り返っていただけて本当にありがとうございました❗️
今年も沢山お世話になりました。

来年は今の情勢が日々良くなる事を一緒に祈りながら、体調に気をつけて楽しく過ごせますように。