ボクは発達障害の当事者

 

自閉症スペクトラム(ASD)と診断されていてうずまき人とのコミュニケーションが苦手ヒヨコ妙なこだわりがありコアラ独自の世界観を持っている異世界の住人ですおすましペガサス

 

簡単に言うとヘンなヤツニヤリ

 

ちなみに、文章で何かを伝える能力はメッチャ低いカキ氷

 先日、

帰宅した妻が「ただいま〜」って言いながら、ボーっと無言でゲームしてる子供に近寄っていって抱きついた。



たぶん一般的な人なら普通にやってしまうような他愛ないコミュニケーションなんかもしれんけど…ボクらASDには絶対にやったらアカンと思うキョロキョロ



無言でスルーされてるならまだ良いけど…

ヘタしたら、1時間後に発生したゲーム内での失敗の原因を母親にぶつけてくるかもしれないよ口笛




何がダメか?

結論から言うと、集中してるASDの邪魔したらアカンってこと。

ASDは、ボーっとしてても頭の中で何かに集中してる事が多い。というか、無言ってことは集中状態であると思って良い。

単純に、ヒマそうだからと勝手に判断してちょっかい出したらアカンってことね口笛



すいません…「ちょっかい」と書いたのは、ボクたちASDにとっては、相手軸の身勝手な接触は全部ちょっかいだからですカエル

妻は必要な愛情表現だと思ってやってるんかもしれんけど、そのタイミングを間違えばASD相手には迷惑になる。



こういった極々当たり前だけど間違ったコミュニケーション、日常的に続けてることで起こる弊害が妻自身を苦しめてるんですけど、それには気づかないと思う。




例えばボクの妻は、家事の最中に子供が邪魔をしてくるってことに困ってる。


夕食の準備してるときに子供が「かまってかまって」と寄ってきたり、忙しくしてるときにもイロイロと質問してきたり、時には急に膝カックンしてきたりというもの。


そして、そんな子供からのアプローチに「今は忙しいからムリ」って拒否しようものならASDの子供は怒り狂って癇癪が爆発する。


そんな現象に妻は困り果ててるのだけど…



それ、ボクから言わせれば、当然そうなるやろって思う。


冷たい言い方するなら、この場合子供の癇癪の原因を作ってるのは妻だ。



妻自身の行動によって自分自身の首を絞めてるんです。ボクの目からは、妻が勝手に「自分で火をつけといて困った困ったと騒いでる」ようなマッチポンプをやってるとしか見えない。




どういうことかと言うと、

妻が普段からやってる事を、ASDの子供は同じようにしてるだけ。なのに自分は拒否されて叱られるんです。超理不尽じゃないですか?だから子供は怒る。


すごく単純な話でしょ(^^)




?



わけわからない?

子供がいったい母親の何をマネしてるか?




答えは簡単です。



「集中してる人の邪魔」


↑コレをマネしてる。



母親からいつもやられてる事だ。

ゲーム中なのに、ただいま〜って抱きつかれたりとかするヤツコアラ



集中してる自分の邪魔をする行為。

母親がそれを平然とやってるのに対し、逆に母親自身が子供に邪魔されると怒るわけです。


母親が邪魔するのは良くて、子供が邪魔するのはダメって…


子供からするとメチャメチャ理不尽に感じるのは当然じゃないでしょうかUMAくん



普段から部屋を散らかしまくってる大人から、「ちゃんと整理整頓しろっ!」とかって命令されたらすごく嫌な気分になりますよねパンダそれと同じ。


自分がしない事を人に強要するヤツとか、

自分は許されるけど人は許さないヤツ、マジで理解できんし許容できない。そう思うのはボクだけキョロキョロ



そういう理不尽を無意識に当たり前にやってしまうから、子供を癇癪を起こさせるほどに追い詰めてしまうんですよね。



子供は、

自分の要求が通らないから癇癪を起こしているのではなくて、

人と同じことをやってるのに自分だけが否定されるから癇癪を起こしてると考えたほうがいい。


それを勘違いしてたら確実に対処を間違えるコーヒー





ただ、妻の言い分も解る。


「ゲームの邪魔をする」と「家事の邪魔をする」

この2つの決定的な違いですね。



母親の家事はできなくなると家庭の運営に影響するけど、

子供のゲームに関して言えば、できなくなったとしても家庭の運営には全く影響しないという点。



つまり、物事の重要度が違うという事。


生きるために重要度の高い作業は邪魔してはいけないし、逆に重要度の低い作業なら多少邪魔しても差し支えないだろって考えは当たり前だと思うしボクもそう思う。



でも、幼い子供ならそんな重要度の違いって観点は持ち合わせていなかったりする。


特に空気が読めないとされているASDならなおさらです。


空気が読めて忖度が得意な一般的な人には理解できないかもしれないけど、

ASDのボクらには、何の作業が重要度高くて何の作業が重要度が低いのかが見分けがつかなかったりするんです。



こういう知識は、空気読めなくても経験を積み重ねた大人なら学んで記憶することができるけど、経験が少ない子供なら当然知らない知識なんですよね口笛






じゃあどうすれば良いか解りますよね宇宙人


簡単な二択です。



一つは、意識的に集中してる子供の邪魔をしないようにする事。



もう一つは、子供にありとあらゆる作業の重要度をルール化して説明し納得させる事。

ただしこれに関しては注意が必要。相手はASDです。ASDを言葉で納得させることができて、尚且つ自分自身もそのルールを的確に実行できる人間がこの世に何%くらい存在するのか?って疑問…お茶