ボクは発達障害の当事者

 

自閉症スペクトラム(ASD)と診断されていてうずまき人とのコミュニケーションが苦手ヒヨコ妙なこだわりがありコアラ独自の世界観を持っている異世界の住人ですおすましペガサス

 

簡単に言うとヘンなヤツニヤリ

 すいません。先に言っておきます(^_^;)


今回はボクの過去の辛い体験を書きます。



そして、強いASD特性の関係で、ボクの過去の体験という情報だけを書こうとしても、みなさんには「ボクが攻撃的で乱暴な文章を書いている」ようにに見えてしまう可能性があります。


そこはボクなりに注意して書こうと思いますが、万が一の不快な想いをご心配されるなら、この投稿はスルーお願いしますm(__)m



 

本題です。


ボクの記憶容量の大半は、イヤな記憶や辛かった記憶のようなネガティブな記憶で埋まってしまいます。



それもASDの特性が強く関係していて、たぶん自己防衛本能のせいだと思ってます。

これから先の未来に起こるであろう、危険や不快感や辛い体験をできる限り避けるためのアシスト機能なんだと思う。



そして、その機能はASDを苦しめる要因にもなっているんですよね(-_-;)



俗に言うフラッシュバックです。

頭の中で、辛かった記憶がよく再現されるのですが、

コレがマジでヤバい爆弾


どういう再現かというと、

ただ記憶情報が思い出されるのとは違っていて、

その時の体験を、再体験するといった方が近い。


その辛かったときの体験が、状況や音声や雰囲気まで全部が頭の中で再現される。

その時のボクの感情までも全てです。


例えば、10年も前に上司にハラスメントを受けて辛かった記憶。

突然、車の運転してるときとかにフラッシュバックで再現される。今現在にリアルタイムで起こっている事のように、怒りや辛さも再現されてしまう。


どれだけ心が平和な状態であっても、一度フラッシュバックを起こせばストレス地獄に叩き落される。そして何日も思考回路がそのストレスに囚われてしまうなんて事も多々ある。10年も前の過去の事ってわかってるのに頭から離れない(-_-)


ボクはこの記憶のことを「呪い」と読んでいます。


ホント困った現象なんです真顔


だから、


ケンカするほど仲がいいって言葉、ASDには絶対に当てはまらない。


ケンカしたときの記憶が呪いとして頭の中に強く残ってしまうからてす。衝撃的なものから順番に鮮明に……楽しかった記憶をかんたんに上書きしてしまう。


ASDの頭はホント不器用。ケンカはできればしないほうがいい。



「あのときおすましペガサスあんなことでケンカしたよねぇてへぺろボクたち若かったよねぇ〜ヒヨコ」とはならない。


ASDは、あのときの怒り悲しみまで再現されるからだ。




これがみんなに伝えたい事。


これだけで良いです。






ここから先は閲覧注意でお願いします。


このあと書いている文章は、フラッシュバックを説明するための情報です。ボクの辛い過去の体験記憶という情報。


ただの情報です。



ネガティブな内容なので、読んでて辛くなる方がおられるかもしれません。その辺がボクにはよくわからない。


じゃあ書くなよっ!って思うかもしれませんが、

一度書こうと思ったこと、途中で辞めれない。思考が次に行かないんです。

特に、フラッシュバックで精神的にきてるときは。









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妻との事


別居した今では、妻へ対するストレスや怒りをほとんど感じることがないし、ずっと前から妻や子供の幸福を願っているのは変わりない。ちなみに、メチャメチャなケンカ中だったとしてもボクは妻の幸福を願っていた、これは一貫してる。



それでも、妻ともう一度同居するって選択を難しくする原因の1つが、まさにこのフラッシュバックなんです。



あまりにも、多くのケンカをしすぎたため、


ボクの頭の中では、妻とのあらゆるケンカの記憶が再現されてしまう。……その時の感情と一緒に再現されてしまう。今まさに現在進行してるかのような再現です。



怒りの声を表す低音、不安で歪んでる顔、泣いてる顔や叫んでる顔、見下すような声のトーンや、ボクを誘導しようと観察する目、身勝手な行動、それらがその時の感情と一緒にリアルタイムで再現されてしまう。



もう終わったことなのに、ボクの中では終わらせてくれないんです。



この中でも、一番鮮明に残ってしまってる記憶。つまりボクが一番辛い体験の記憶がある。




10年近く前の記憶です。


ボクたちは、些細なことでよくケンカしてましたコーヒー

ホントに些細なことで大ゲンガになる原因はASDのせいなのかもしれませんが……(^_^;)


いつもケンカは、だいたい同じパターンで、

妻がボクに不満を言う。

ボクが反論して自分の正当性をアピる。

そして妻が反論したり、他の不満を出してくる。

またボクはしっかり反論する。

そしてボクは謝ることはない。

だってボクが悪いという相対的にも客観的にもの理由が見つからないからです。すいませんASDの悪いクセなんですよね驚き今考えるとすいません…でもどうしょうもない…


妻は、ボクを試験する。

「はたして、ハルっちは私のことをどれだけ大事にできるのか?」を測る試験だ。



そうそう…そういえば、妻は境界性人格障害なんです。

「見放されるのが超怖い」

「だから相手の愛情を測る。どこまで許容できるかを…」

「そして自身を見放さないようにボクを操作しようとする」


これがケンカのときの妻の原動力なんだと思う。



だから、ただの「靴の置き方」が原因のケンカで、自○未遂にまで発展してしまうんです。


ケンカを重ねると、その妻の試験というのが、どんどんエスカレートしていくんですよね。



はじめは、

「こんな家、出ていってやる!」から始まって、

「こんなもの、もう捨てる!」ってボクとの思い出を壊そうとしたり、

なんかの薬を大量に集めて飲もうとしてるところをボクに見せたり、

泣き叫びながらキッチンから包丁を持ってきて手首に当てて見せたりする。バリエーションが増えていく。


止めてほしいんだと思う。そうしなければ存在意義を確認できないんだと思う



これ全部が茶番なんてことボクにはわかってる。そうしなければならない妻の不安や恐怖心もわかってる。

同時に、万が一のことがあってはいけないから、放って置くことはできないボク……


妻はそれを分かっていてやってる。



そしてある時、妻は一線を超える。


ひとかたまりの薬を飲んでみせたんです。

その後に叫びながら3階の窓から飛び降りようとした。

ボクは妻の服を後ろから引っ張り、飛び乗った窓から引きずり落とした。そのまま暴れて飛び降りようとする妻を倒して床に押さえつける。噛まれる。

それでも暴れて飛び降りようとする妻を必死に押さえつける。

他に選択肢がなかった。離したら死んでしまうと思ったから。


妻はそんなボクに向かって叫ぶ、妻は言いたいことを全部吐き出して罵声を浴びせかける。


ボクが手を離すことができないと妻は知っている。

だからその場面でボクに不満や欲求や怒りの全てをぶつけてくるわけなんです。



ボクはASDだ。自由を奪われるのが何よりも辛いんです。


今までで一番辛い精神的拘束。


妻から手を離すことができない。

妻の罵声から逃げる事ができない。

耳を塞ぐことも、目を閉じることも許されない。


妻から手を離して、逃げ出そうと何度も思った。

「もういいや。どうなってもいい。」って、何度も思うけど離せない。何度も何度も……

手を離したときに起こるかもしれない大惨事よりも、すでにボクの心が壊れそうなんです。



切りたいって衝動が抑えられなくなるくらい。

すいません。ボクずっと自傷してたことがあって……

ストレスのリセットボタンなんです。だからボクの左腕は傷だらけ(^_^;)



そのまま2時間くらいは抑え込んでいたと思う。


だんだん妻のテンションはフェイドアウトしていく。

それでもボクの拘束ストレスは蓄積していく。


最終的に妻は泣きながらボクにくっついて眠った。



仕事に行く時間になってようやく妻からの拘束が終わった。その日仕事から帰ってきたら、妻はちゃんと生きていた。


その後に残ったのは、全てを吐き出してそこそこスッキリした妻と、ボクの強いストレスと呪いだ。


しかも、ケンカの原因は何も解決することがない。

ボクの心にモヤモヤを残したまま2日後には平常運転に戻る。何も解決してないのに。





この話には、もう少し続きがあって、


妻を飲んで見せた薬は、死ねない薬だって知っていて飲んでいたらしい。


そして、あの時の記憶は妻から消えている。

いや正確には、真実を歪めて記憶している。

妻が窓から飛び降り自殺しようとした事を覚えていない。ただし、ボクが妻を床に押さえつけていたことだけを覚えているらしい。

妻は自分のことをDVの被害者だという事実を作り出してしまったんです。たぶん無自覚。


妻の被害者体質がやりきれない。



この一連のケンカで残ったもの、

妻は被害者意識だけを残して原因からほとんど忘れてる。


ボクには、あのときの精神的束縛感、怒り、自傷欲求、逃げたい衝動、その後の妻へのやりきれない想い、全部の強烈な感情がそのまま頭に刻みつけられている。消そうと思っても死ぬまで消えない記憶。



10年も前の体験


この最悪な記憶、今ボクの頭の中で再度体験させられている。もちろん感情的にです。

ボクは、妻に怒りも恨みも何もないのに、要らん感情を湧き出させる。こんな記憶捨てたいっていくら望んでも、本能がそれを拒む。たぶんボクの生命を守るアシスト機能だからです。





妻と楽しい旅行してる最中にも、フラッシュバックで強烈な感情に縛られてしまうこともあったりする。


フラッシュバックは、いつ発生するか予測もつかない。




だから、できる限り夫婦ケンカなんかしたらダメなんです。





最後に、


妻への不満や怒りを書いたんじゃないです。ボクが被害者だとも言ってない。ただボクの主観的な事実だけを書いたんです。

もともと不安や恐怖心が強い妻をボクのASDがより悪化させていたこもわかってるし、それがボクのストレスとなっていたこともわかってる。そんな2人の相性の悪さもわかってる。

だから感情移入してほしいわけとか、愚痴を聞いてほしいってわけじゃない。



ASDのフラッシュバックっという現象を説明するための情報を書いただけなんです。

フラッシュバックってこんなに大変な現象なんだよって事実だけを伝えたかったんです。



すいません。自分以外の人に説明する言語力がないかもしれんショボーン



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