ようやく読めたが読んだ、5か月も待った本を。450ページもあったが、さすがの読みやすさで、数日で読み終えた。裏の裏のがあり、奥の奥がある。ストーリーの構築といい、伏線の張り方といい、読ませる技術はさすがなのだが、読後感がどうだったかといえば、感動の度合いはさほどでもなかった。私にはむしろ、彼が今ほど大御所ではなかった00年代までの作品の方が、心に多く残っている。