長女と婚約者のR君が到着し、
 
家族全員が茶の間で顔を揃えた。
 
長女とともに正座したR君は、緊張の面持ちで切り出した。
 
 「どうか、お嬢さんとの結婚をお認めください。」
 
それに応えようと、私がR君を見たその時、
 
何を思ったのか、
 
 「いいんじゃない。」
 
脇にいた次男(高2)が、軽く返事をしてしまった。
 
その予想外の人物の一言で、張り詰めた空気が一気に和らいだのはよかったのだが、
 
私の見せ場が・・・、父親としての威厳が・・・。
 
ま、いいか。