東京で一人暮らしをしている長女は、

複数のアルバイトを掛け持ちして貯めたお金で、

ネイリストの専門学校へ通っていた。


その長女が、何度目かのチャレンジで、ようやく卒業試験に合格して、しかも、

校長先生直々の押しもあったお陰で、

その翌々日には、その学校の系列で、来月恵比寿にオープンするネイルサロンへの就職が決まった。


今日は、その研修の初日らしいのだが、

長女が身につけた、最新の技術を持っている人がいないため、

新人であるにもかかわらず、同時にその技術の指導者として抜擢されたらしい。


長女に対しては、何ひとつ金銭的な援助をしてやれなかった、情けない親なのだが、

その長女が、自力で5年越しの夢を叶えたことは、素直に嬉しい。


長女からのメールには、「お店のオープンまでは、ハードな日々が続きそうだけど頑張ります!」

とあったが、私に対して、「アイラッシュ」とか「ジェル」とかいう専門用語を使われても、

何のことやら。