こんにちは、まゆみです
妊娠中の女性がタバコを吸うと、赤ちゃんにさまざまな悪影響があるというのは皆さんご存じかと思います。
また、妊娠している女性だけでなくパートナーや両親など同居する家族が喫煙している場合も、受動喫煙によって悪影響があると言われていますよね。
そのため、今現在喫煙している女性やパートナーの男性の中には、妊娠がわかったらタバコを止めようと考えている方も多いのではないでしょうか。
でも実は、喫煙は男女ともに不妊症のリスクを上げ、妊活の妨げになっていることをご存じの方はそう多くない気がします。
またよくあるのが、妊娠に気付かずタバコを吸っていたというケース
その場合、胎児に喫煙がどう影響するのかも気になるところです
そこで今日は、タバコが不妊治療の妨げになる理由や禁煙せずに妊娠した場合の胎児へのリスクについてお話しようと思います
【女性・男性別】タバコを不妊治療中に吸うとどう影響する?
タバコには、血流を悪くしたり血管の老化を早めるニコチンや、酸素の運搬を妨げる一酸化炭素の他、約40種類の発がん物質など様々な有害物質が含まれています。
これらの有害物質は女性の卵子や男性の精子に悪影響を及ぼすため、不妊になる人が増えるのだとか
ここでは、女性、男性別にどのように妊娠への影響があるかお話します
女性が喫煙している場合の妊娠への影響
妊活・不妊治療中の女性がタバコを吸うと、以下のことが起こります。
- 卵巣機能が低下し女性ホルモンが減少
- 卵巣年齢が5~10歳老化し閉経が5~10年早まる
- 卵子の質が悪くなる
- 子宮内膜が薄くなる
- 子宮や卵巣の血管が細く固くなり血流が低下
- 子宮外妊娠のリスクが高まる
- 一般不妊治療や体外受精の成功率が半分に低下し流産率が上がる
卵子の質が悪くなると初期流産の原因となる染色体異常の卵子が増加、受精率や着床率が低下するため流産率が高くなってしまいます。
また、子宮内膜は受精卵の着床に必要な場所であるため、ここが薄くなると妊娠しにくくなります。
さらに子宮や卵巣の血管の血流が悪くなると酸素の供給が滞るため、妊娠しにくくなるのだとか。
女性がタバコを吸うことで、こんなにもたくさんのリスクが発生するんですね
パートナーの男性が喫煙している場合の妊娠への影響
不妊治療中の男性が喫煙している場合、以下のようなことが発生するリスクが高くなります。
- 精子の運動率の低下
- 精子の数の低下
- 精子の質の低下
精子の数が一見十分あるように見えても、精子の運動率が低下してしまうと受精率が低下してしまいます
また、精子の質が低下すると精子の遺伝子に傷がたくさんつき、流産や死産、胎盤の異常、低出生体重、先天性異常など様々なリスクの発症につながるため妊活中は男性もタバコは控えるようにした方が良いでしょう。
禁煙せずに妊娠した場合の胎児へのリスク
妊娠してから禁煙するなど、妊娠を機にタバコを吸うのを止める人がいることを冒頭でお話しましたが、そうすると妊娠に気付くまでの間ずっとタバコを吸い続けることになるため、胎児への影響が心配されますよね。
通常女性が妊娠に気付くのは、妊娠特有の症状が出始める5週目くらいになってからだと言われています。
しかしながら遅い人だと妊娠8週目以降になっても気づかないケースもあり、その間胎児はタバコに含まれる有害物質の脅威にさらされ続けることになるのだとか
果たして胎児への影響がどのくらいあるのか、考えただけで恐ろしいですね
妊娠に気付かず喫煙していた場合胎児にどんなリスクがある?
妊娠に気付かず喫煙していた場合、喫煙期間や喫煙本数が多いほど胎児に以下のような影響が発生するリスクが高くなります。
- 低体重児の増加
- 先天性奇形の増加
- 病気の発生
- 知能低下
- 性格の異常
- 乳幼児突然死症候群(SIDS)
先天性奇形では、無脳症や小頭症、水頭症、四肢欠損、多指症、合指症、無指症などのリスクが高くなるようです。
どれも重篤な症状ばかりですね
また、病気ではアトピー性皮膚炎、糖尿病、喘息、斜視、弱視、心臓の異常などのリスクが高くなります。
私の父は母が私を妊娠中もタバコを止めなかったらしいので、十中八九タバコの影響な気がします(-_-;)
タバコはやっぱり百害あって一利なしですね
生まれてくる子供の健康のためにも不妊治療を開始したら禁煙しよう!
妊活中のタバコは男女共に不妊治療の妨げになるのに加え、妊娠しているのに気づかずタバコを吸ってしまうことで先天性奇形や低出生体重児など胎児への悪影響にもつながります。
せっかく授かった赤ちゃんが妊娠中のタバコのせいで健康を害することがないように、不妊治療を開始したら女性だけでなくパートナーの男性も禁煙するように心がけましょう
ちなみに我が家では主人がヘビースモーカーで不妊治療開始から止める気ゼロだったので、かかりつけのクリニックの先生が厳しめに忠告してくれて今はすっぱり止めてくれました(笑)
「旦那がどうしても禁煙してくれない」という時は、私みたいにかかりつけのクリニックの先生など専門分野の方に話してもらうのも一つの手だと思いますよ!