はじめてのメンタルクリニックはとても奇妙な感じがした。
病院のようで、病院でない。
アンティーク調のソファや暖炉をモチーフにした暖房、
そしてオルゴール音。
おそらく患者のメンタルに最大限の気を使ってこのような造りにしているのだろう。
でもなんだかそれが逆に不安になった。
『 なんでこんなとこに来ることになってしまったんだろう 』
『 前に座っている人は精神異常者なんだろうか 』
『 この後何をするのだろう 』
色々なことが頭を駆け巡り、あたりを見回したり、携帯をいじったり、、、
それでも強烈な不安感、心臓の高鳴りは止むことはなく、
とても座ってはいられない状態が続くため、待合室の中を行ったり来たり。
トイレもおそらく10分で3回は行った。
今思えば、すごく異常な行動だ。
小さな部屋にポツンと座っている、
いかにも精神病院の先生です系の先生登場。
今回の経緯、状況など色々説明すると早速、心電図検査。
『 常に戦闘態勢の状態だね。これは疲れるわ。』
そんな内容を言われたと思う。
とにかく薬を飲んで様子を見ましょうとのことで
処方された薬がこの2つ。
① ブロマゼパム
② エチゾラム
これはいわゆる薬漬けにされるヤツだ、
飲んだら後戻りできない絶対飲んだらダメなヤツだ、
と色々考えつつも、
そんな理性を圧倒的に上回る恐怖心に負け、
初めて薬を飲んでみた。
・・・何も変わらない。
・・・それでも少し落ち着いただろうか。
そんな感じで初めての薬投与は終了。
翌日からの生活が不安だ。
何が不安かって、
今まで二十数年間『 普通 』に生きて
『 普通 』に生活してきたことが
出来なくなるのではないか。
という、強烈な不安。
そして戦いは続く。
