あれから数日経ったけど、リハビリは順調。
動かしにくそうにしながらもちゃんと握力はあるし、
言葉は出にくいみたいやけど、意思の疎通もできる(・∀・)/

今日は、字を書く練習をしたメモ

お題は「自分の名前」

でも、まだ、自分の名前は書けないみたい。
そのかわりに書いたのは、私の名前


看護婦さんに「○○さん(母の名前)のですよー」言われて、

もう1回書き直しても、やっぱり、私の名前。

・・・一瞬戸惑った。

横で「それ、私やんー、母さんのやで?」って笑って言ったけど、

うーんって考えこんでるの見ながら、本当は今にも泣きそうになってた。


――思えばよく一緒に、ご飯行ったり、買い物行ったりしてたよね。

失語症で自分の名前がすぐに出てこなくても、私の名前はすらすら書けるほど、

想ってくれてるんだなって考えると、なんだか嬉しかった。


おかあさん。こんなにも愛されていて、私、幸せだよ?ありがとう。

手術後2日目。ようやくシフト休の今日。

―やっと、1日中、傍にいてあげられる。

父が数日間、会社を休んでくれてるから、不安はないけど、

本当は、付き添ってあげたいんだけどな・・・(´・ω・`)

他の人に迷惑かけるし、気遣うしで、社会人って、こういう時に面倒。


昨日の仕事帰りの様子では、何とか無理して、目だけは開けてくれる。
心配してた右半身の麻痺も、少しなら動かせるみたい。

――あぁ、ほんまに、よかった‥


今日もやっぱり話はほとんどできない状態だったけど

支えられながらも、立ちあがれて、しかも、数メートル歩けたんよ!

右足が全く動かないと歩けない訳やから、

今、歩ける=リハビリ次第でどんどん回復するってこと(゚∀゚*)ノ


術後の話では、今ぐらいの時点で動かせないと、回復も難しいと言われてたので、

ほんの少しでも、歩いてる姿を見たら思わず、が出た。


お母さん、一緒にゆっくりと頑張っていこうねはーと



無事成功しましたキラキラ

手術直後は麻酔がなかなか醒めなくて不安だったけど
目を覚ましてくれたので、安心しました(´∀`)ホッ
この日、仕事が入ってた私は、病院行ってから、ギリで出社。


でその仕事も‥、精神的に結構ストレスフルな職種なので、

正直、こういう時は結構きつかったりする。クレーム応対(それに近いのも含)が多いんで(汗

楽な仕事なんてないけど、気持ちがそれどころでない時にそういうのがくると‥ね。

病気が発覚した時もそうやった。

仕事中は極力、頭の隅っこにおいて(考えすぎると泣いてしまうから)

家に帰ってから、部屋にこもって泣く、の繰り返しやったなぁ。


当日は、よりによって勉強会も重なり、いつも以上に遅い退社・・・

全速力で病院へ戻り、何とか、手術終わりに間に合いました(・∀・)/ヨカッタァ

(して、初めに戻る。)



肝心の後遺症は、術後の経過を見ないと分からないとのこと。

今回が最後の手術らしく、前以上にごっそりと切除したらしいけど‥。

1回目はまだ治療方法があるのを見越しての手術やったけど、今回はラスト手術なので。


問題は「右手足の麻痺、言語障害、記憶障害がどこまで元に戻るか?」


色々まだこれからってところもあるけど、

とりあえず、よく頑張ったよー。ゆっくり寝てね。


来週19日、手術まであと数日。


言葉が出なくなるかも、とは前々から聞いてたけど…
この前聞いた先生のやと、記憶障害になる可能性もかなり高いらしい(((( ;°Д°))))


今回は再手術やから、取れるだけとるって言われてて、

記憶神経の部分にできてる腫瘍も、後遺症覚悟で、とるしかないと。

取らないと、結局また大きくなって、‥今度は手につけられんくなるらしい。


記憶障害にはならない様に取って下さい、なんてとても言えないから、

あとは先生の腕と、運任せで、後遺症がでないことを祈るのみ。


でも、心のどこかで、最悪のことも考えてしまったりする。

私らのこと、忘れられたらどうしよう、って。

――今、考えただけでも、涙出るのに‥


神様、、どうかお願い。




大好きなお母さん、が患っている病気。

病名:神経膠芽腫【シンケイコウガシュ】

    脳腫瘍の1つ。グレード4(1~4まで悪性度による階級)の悪性腫瘍。
    現代医療では、完治できない病気らしく、平均寿命は1~2年。
   


去年の夏に発覚して、もう1年半‥。

発覚した時点では、かなり進行してて、1人では歩けないし、お箸も持てない状態。

左に腫瘍があるから、反対の右側に影響がでて、体が右に傾いたりする。

あとは、腫瘍場所により症状が違うけど、お母さんの場合は、失語。

(思う様に言葉が出ないとか、言葉を理解して、行動にうつせないとか)

素人の私が見ても、分かるぐらい相当大きく、急いで、1回目の手術。

手術は成功したけど、血液状態がよくならず(=赤血球・白血球・血小板の値が↑しない)

半年程入院して、ようやく、今年の2月に退院(´∀`)ヤッター


更に5ヵ月後の、今年7月。

外来で撮ったMRI画像で、腫瘍が少し、目立ってくる。
次は、腫瘍部分に放射線を当てる、放射線治療をすることに。

――これ正直、治療よりも、その前の時間のが大変。


治療の6時間前から、頭に、ボルトで固定した約2㌔の金属の輪っかをはめる。

これが想像以上に痛々しく、こめかみ辺りにドリルで穴あけて、そこにボルト‥

さながら、人造人間みたいでした。。(´д`lll)ヒャー

ずれたらあかんから寝ころばず+ぶつけず、要は座って支えとかなあかん訳あせる

体支えてるから寝たら?とかで、なんやかんや必死に耐えて、

やっと呼ばれたーと思ったら、治療は1時間少し(笑)
頑張った甲斐もあり、治療後はすっかりキレイグッド!



そしてしばらくは平穏な生活やったけど・・


先週8日、2回目の手術のため、3度目の入院。

初めは、寂しいのか、しょっちゅう手紙きてたのに、今はもう、全然こない。

きっとお母さん自身も、伝えたいのに、言葉が出てこないのを分かってるんよね・・。

入院直後は症状も軽かったけど、やっぱり、悪性腫瘍は驚くほど進行が早い。


むしろ、早すぎるってば。