病み上がりの愛犬は、ただの散歩にだって注意が必要。とりわけ、アドレナリンを警戒せよ。
そんな事に気付かされた、ここ数日のできごとです。
自己免疫不全を改善するために、ステロイドの大量投与を続けてきた、愛犬のピーチーですが、ステロイドは筋肉のタンパク質を激しく消耗するようです。
このところのピーチーの激痩せは、恐らくはステロイド治療の副作用と思われます。
ステロイドと並行して飲み始めた免疫抑制剤は、、もう2か月目に入りました。
血中濃度が安定してきたことから、10日ほど前からステロイド(プレドニゾロン)は、少しずつ投薬量を減らし、今はピーク時の半分(12錠→6錠)になっています。
そろそろ筋肉を付けるために、散歩の距離を増やそうと思っていたのですが、その矢先に、ちょっと良くないことが起きてしまいました。
実はピーチーは、子犬の頃からボールが大好きなのですが、このとこはろずっと元気が無かったので、そのボールを見ても興味なし。
しかし元気になってきた証なのでしょうか、一昨日の夜の散歩で、外で子どもが遊んでいるボールに反応してしまいました。
最初はこんな感じ。
踏ん張って、歩こうとしなかったのですが……
広場に出たところで、子供のボールを見て、スイッチオン。
アドレナリンの放出で早足になりました。
久しぶりにみた、愛犬の楽しそうな姿が嬉しくて、リードを長めにしてやったのですが、そのまま元気にトコトコ歩いていたと思ったら、足がもつれて頭から転倒してしまいました。
でもすぐに立ち上がって、尻尾を振っています。
一昨日は家に帰っても、ずっと元気一杯のまま。
ああ、随分具合が良くなってきたなと実感していたら、良い事ばかりではありませんでした。
昨日の朝から歩きがおかしい。右の前脚を上げたままで、3本の脚で歩いています。
昨日一日だけ様子をみたのですが、今朝もあまり調子良くなさそう。
以前にフリスビーのやり過ぎで、骨折したときと仕草が似ています。
心配になってすぐに近所の病院へ。
レントゲンを撮ってもらったところ、幸い骨には異常はありませんでした。
しかし、右前脚の外から3本目の指(人間で言う中指)が痛いらしく、踏ん張ることができません。
で、病院から帰ってきたら、こんな感じで寝ています。
折角、本格的にリハビリを始めようとしたところだったのにな。
まあ、骨折でなかった事を良しとして、しばらくは痛い指以外をストレッチしてやることにします。
一度筋肉が落ちてしまうと、元に戻すのは大変だと気付かされた一日でした。
人間と一緒ですね。
これからは、ちゃんんと筋肉が戻るまで、リードは緩めないことにします。
大反省……
ごめんね、ピーチー
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