ルパートニーヴ氏について | Neveについて語るサイト Nevelog

ルパートニーヴ氏について

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ルパートニーヴ氏のオーディオエンジニアリングの人生は、アルゼンチンで第2次世界大戦のニュースを伝えるためのラジオ作りから始まった。17歳の時にイギリスに渡り、アメリカ軍の廃車になった救急車を改造して、移動式のスタジオを作り、合唱団や音楽祭などの一般のイベントを78回転のディスクに収めていった。そんな若い頃の活動があって、今日のモダンなレコーディングコンソール作りが可能になった。

1964年までに、ニーヴ氏はそれまでの伝統的な真空管を取り除く、高性能なトランジスタ機器を開発した。彼の作った新しいトランジスタ機器を最初に使ったクライアントは、フィリップレコード社であった。その後、フィリップ社から機器の注文が入り、その他のレコーディングスタジオからも発注を受けるようになった。そのお陰で、コンソールの音のクリアーさや、優秀な匠の職人芸によって、評判を得るようになっていった。機器の需要はますます高まり、1973年までにはニーヴの技術者達は世界中で500人を超えていった。この期間にニーヴは「ムービングフェーダーオートメーション」(NECAM)、最初の自動フェーダーシステムを発表した。

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1976年には、ニーヴの16/4コンソールは機械操作を確立し、伝説のプロデューサーであるジョージマーティン氏が、この新しいシステムを体感するために招待されていた。一日のマスターのリミックスを終えたジョージのコメントは「どのくらい早くこれを買えるの?」だった。

ルパートニーヴ氏は1989年のミックスマガジンで殿堂入りを果たした。1997年には、テクニカルグラミー賞を受賞し、1999年にはスタジオサウンドマガジンで「世紀の人物」としての名誉を得た。そして、20世紀のナンバーワンオーディオパーソナリティとして、彼の仲間達が選ばれた。

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近年20年を超えて、ARNのコンサルタントとして起用され、ニーヴ氏は様々な会社と共に、この業界が今までに体感した事の無いオーディオコンソール作りに邁進している。Amek 9098や、フォーカスライトフォルテ、とそのスタジオモデル、レジェンダリーオーディオ、マスターピースマスタリング、サミットオーディオ、そして、テイラーギターズなどである。様々なオーディオ製品、プリアンプから自動アナログミキシングコンソールまで幅広く制作している。最近ではテキサスを中心として、ニーヴ氏は2005年にルパートニーヴデザインを設立し、ザ・ポーチコ(モジュラープリアンプ)、イコライザー、ダイナミクス、イメージコントローラー、その他の高性能機器をリリースした。

http://www.forest-mi.co.jp/neve.htm