詩的な遅れをしらない人は(ひとりの夜 起きに)詩の遅さをもたないものはなにをも産み出すことのないお粗末だ(詩的に遅れをとらないものから 美のなに物も産み出されない習い)月のアルテミスは宇宙の叡智 万物生成の緩やかさに 照らされる早口に捲し立てる御人は利発にみえて醜く 端(はした)ない 囃す世間は声すら 聴かれない夜更けが あんまり明るいから覗けば遠くに雪が降る静寂(しじま)の間合いに光を 受けて 呼吸を しらない雪が降る