きっと ボクは。

きっと ボクは。

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夢を見た
夢を見て覚えていた
覚えている夢のことをつらつら
考えていたら
こんなものになった。




素面(しらふ)の宣誓  5時55分の自動筆記

正義は大義までの射程距離に反比例して無私の度合いを称賛される 人々との連帯は実は2次的な動機に過ぎない 称賛するのは誰か 当の行為者の内に居るなにものか、謂わば[行為の神] しかし、きみの内には一方で[無為の自然]も宿っている きみのなかのいずれかの声 但し[行為の神]は観念の鎧を纏っている 倫理の矛を携え勝利の美酒と成功の宴を準備して。しかしどんなに強い酒も永遠に続く酔いを約束することなく、宴も終わる むしろ強い酒ほど酷い胸やけとふらつきの後遺症をもたらし、それに気づいてもあとの祭り その不快感を消し去ってくれるのは皮肉にもさらに強い酒でしかない、きみはそれを求める 一方で[無為の自然]は一糸纏わぬまる裸で惨めなものに見える しかしきみの裸の貧弱も神々しさも所詮幻影なのだ 鳥や草や風との連帯には不自然な酔いもなくひたすらに快く心地よい 不条理に主人(あるじ)でもなく僕(しもべ)でもない 人々は罵り嘲笑するが、それに比べ[無為の自然]の微笑みの弱々しく、人々の前に消え入りそうな頼りなさといったら! だが、きみは微笑み続けるしかない 諦めの強さをもって、智慧あった先人だけを友にもち。そしてきみは〈知る者〉だ、本当の水の美味(うま)さ、痺れのない舌の悦楽を。されば生命の根源の湧き出でる泉へ赴かん、我ときみとはそう宣誓する、互いの微睡みに眼差しを向けながら。









ヒグラシよ 大気に水を呼び醒ます

不思議はない 月も湖面にのぼるものを






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詩は
現実から 或いは虚構からも
迫害されたなにものか であり

詩 人 は
謙虚に
従順なふりが従順であるとされる世界で
ただ 微笑むか 黙っている

詩 人 が
立っている
それを見るのは 詩人であり
その視力はひそか 視線はひそやか
互いをみる 天使の霊感の
ような はかなさ

それは
生きている亡霊
魂の亡命であり

詩は だれでも受け入れる歓迎の顔をしながら
ひとを選ぶ 娼婦の顔の神
聖マリアと Κένταυρος 
詩に 受け入れられたか そうでないかを
知るのは そのひとの良心だけである

これはすべて
Μοῦσᾰの語ったこと である




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評価 人やものにかける呪い
賞   人類たちの自画自賛
価値 ただ嵌めるときの音にすぎない
無価値 うつくしき聖域 これからも前人未到の
 あるいは廃墟のかぎりなき自由(このよひ[宵・酔い]にみす[見捨・身棄]てられたるうつくしさながきめぐりになかりせばとて)
水  日常(ひごろ)ひとそれを見ず知らず
太陽(ひ) 輝きを見る 空 大海原に
上と下 人生を縛る 飢えと舌と
平衡 つよく語られると閉口す
あなた こなたに来てほしくなく
わたし ものもの ひととひとの 関係を 
つなぎ渡し
空(から) 殻のなかに残る
死ぬ 本当の主体(ぬし)の目覚め
他人の癖 (自分は)他人のくせに
気に掛かる




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この宵に身棄つる人のうつくしき
燐寸の影に
梨は匂えり








この宵に 身棄つる人よ
うつくしき 燐寸の影に
梨は耀ふ








この宵に 身棄つる人よ
うつくしき 燐寸の影に
梨の耀ふ







微睡みを呼ぶ一粒の白き Piazzolla の四季 めぐる夜かな

微睡みを呼ぶ一粒の白し Piazzolla の四季 めぐる夜のあり