その時僕は星空を見上げていた。
かたいコンクリートの地面から。
自分の田舎ように、空気が澄んでいるわけではないので、
満天の星空とまではいかないけれど、
こんな時はいやに冷静なのです。
自分の家に帰る道すがら、
僕は電動車いすから体を投げ出された。
マンホールの蓋みたいなものに
車いすのタイヤを乗り上げてしまった。
状況を飲み込むのに時間がかかり、
しばらく星空を見上げていた。
不思議とすがすがしい気分たった。
本当はそんな場合じゃないんだけど。
時刻は午前0時過ぎ。
人通りが極端に少ない場所。
おまけに周りに木や雑草があり、
人目に付きにくい場所。
僕は、普段お世話になっている介護タクシーの方に
電話をかけた。
遅い時間にもかかわらず、
電話に出てくださり、
場所を伝えると、
すぐ行きますって言ってくれた。
無事発見してもらい、
Tシャツに短パン姿を見て
本当にすぐ駆けつけてくださったんだなということが、
よく分かった。
何かに挟まって身動き取れなくなっているのではないかとか、
いろいろ可能性を、想像してもらっていたみたいで、
こういう方たちのおかげで、どうにかこうにか
地域生活を送ることができています。
もう少し周りの方々を安心させられると良いのですが。。。
感謝しかありません。