19か20歳の頃の話。

姉とテレビを見ていたら、子供の頃の安達祐実が出てきた。

それを見た姉が

「こうやって見比べると、あんたって本当に安達祐実に似てるね!」

と言ってきた。


そうなの?

自分ではわからんけど…


「綺麗になった今の安達祐実じゃなくて、子供の頃の安達祐実にね!」と言って爆笑しやがった。


テメー

コノヤロー!

殺意。

とでも言う場面なのかも知れないけど…


いや、子供の頃の安達祐実ちゃんも相当に可愛いよ。

幼顔だと言われてるであろう部分は多少気になるけど…

でも、私がこれに本当に似てるなら、結構可愛いくないか?

充分な褒め言葉じゃない?

なんて思ってたら…

姉はそれを見透かしたのか


「子供の安達祐実はすごい可愛いし、あんたはそれに似てるけど、肝心な、一番可愛いポイントであるクリクリの目だけがまったく似てないんだよねー!」と言って、さらに爆笑した。


「目だけが取り替えたら、子供のころの安達祐実ちゃんになれるよー!ぎゃはははは!」


テメー

コノヤロー

笑うとこなんていっこもねーよ!

あんたもおっぱいだけはグラビアアイドルだな

とか言ってやろうと思ったけど、やめた。

馬鹿馬鹿しい。

低知能の喧嘩だ。


あれから数年…

「子供のころの安達祐実ちゃんに似てるね」

と、また(姉ではない別の人から)言われた。


似てるかどうかは別にして…

私って、そんなに童顔なの?

そんなに成長しないものなの?

小学生に似てる二十代なかばの女子ってなんなんだ???


でも、もう少し大人っぽくなりたいなぁ…

なんて時期は過ぎたかな。

年齢より若く見られるのは悪いことじゃない。

三十過ぎても二十代とかに見られたら嬉しいだろうしね!


「若く見えるっていうか、あんたは背が低いからね。それだけで幼く見えるんだよ」


いちいちムカつく言葉を投げつけてくる姉ってなんなんだ?

ほんと嫌い。


顔も性格もまーったく似てなくて本当に良かったわ。

おっぱいの大きさだけ似たかったけど。

なんて。


とか思いつつ、なーんにも言い返せもしない羽那ちゃんなのでした…


まあ、あたしゃ決して可愛いくないよ。

顔も性格も。

んなこたぁ、わかってらー!

でもいいの。


同情するなら金をくれー!

です。