ユージと約束通り、ラブホテルに入った。
あ、私、ラブホ初めてだわ。

フミさんの時は遠距離恋愛だったから、フミさんの泊ってるホテルだったし
あのクズ野郎とはあいつの家だったし。
部屋で強姦されたし。

強姦は人聞き悪いのね。
でも、今思えばあんなの強姦だ。
好きという言葉に騙されて許しちゃったけど。
チッ。

なんてことを思いながらユージとキスしてた。
彼の手があちらこちらに伸びて来たので
ちょっと待った!シャワー浴びたい!と言った。
「わかった!一緒に入る?」

ヤだよ、あんたとは初めてなのに。
大人しく待っててよ。
待ちきれないならアダルト動画でも見てなさいよ。
なんてことは言わなかったけど
一人でシャワーを浴びた。

なんか余計なこと考えちゃうんだよねぇ…
なんでだろ。
性格?

なぜか思い出すのは、初めての時のことなんだよねぇ…
裸を見られるのが恥ずかしいと言うより
下着を取られるのが恥ずかしい…みたいなことを思ったな、とか。
男の人にはわからんだろうけど。
女性でも私は特殊かも知れんけど。

シャワーを出た。
下着を付けた。
どうせすぐに脱がされる下着をつける意味があるのだろうか…
とか考えながら。

今日は、新品の奇麗なものをつけてきましたよ!
なんて、アピールすることでもない。

ほれ、キミもシャワー浴びて来な!