本当は、ユージくんに相談したいくらいなの。
ツヨシさんという、一人目に会った人から付き合って下さいとさっき言われたの。
どう思う?
どうしたらいいと思う?と。

でもねぇ…
ユージくんに相談するのは違う、というのは私でもわかるし…
困ったなぁ…

なんて思ってたら、ユージくんの恋愛話が始まった。

元カノとは3ヶ月くらい前に別れたんだって。
浮気されたんだって。
俺、こんな風に見えて案外真面目なのよ。
浮気とかしねーし!
だから、相手の浮気にブチ切れちゃってさー!
だって。

そうなんだぁ…
ふーん。

もしかして、次は私の恋愛話とかする番かしら?
フミさんの話とかしたくないし
先輩に弄ばれたことも言いたくないし
かと言って、さっき告白されたとか言えないし…
どうしよ…
なんも話すことない…
幼稚園の初恋話でもする?
興味ないでしょうね。

とか思ってたけど、私のことは一切聞かれなかった。
ユージくんって、基本的に自分のことを話すのが好きで
こっちのことは全然聞いて来ないのよね。
ま、それはそれで楽でいいんだけどさ。
私のことは知りたくはないのかな?
興味ないのかな?
わからん。

わからんし、軽い。
今のところすべてが軽いのよ。
良くも悪くも。

でも…
なんか…
軽いんだけど…
なんだかよくわかんないけど、楽しいのよねー
変なの。

まあ、私とはキャラが合わない気はするけどね。
私はそんな軽いノリについていけないし。
いかないし。
性格の不一致、みたいな。

こんな暗い私と飲んでて、ユージくんは楽しいのかしら…

てゆうか、私ってこんなよ。
ツヨシさんの前でだって、そんな感じ。
むしろ、もっとおとなしいとゆうか…
物静かというより暗い女、だと思うの。
自分で言うのもアレだけど。
でも事実だから。

ツヨシさんは一体、こんな私のどこを気に入ってくれたのかしら?
不思議よねぇ…

私って、よっぽど見た目が可愛いのかしら?
なんて。
そんなわけないし。
すいません…(誰に?)

なんにせよ、悩みます。
ツヨシさんとお付き合いか…

ユージくん、ごめんね。
あなたと飲んでるのに他の人のこと考えてて。

あー、もう、本当にどうしよう!!