約束時間の10分前にチャイムを押しちゃった。
だって、着いちゃったんだもん。
あなたに会えるのが嬉しくて、早く来ちゃったの!
テンション上がると歩く速度も上がっちゃうのよねぇ…えへ。
可愛い彼女でしょ?
なんて。
妄想。
ドアが開いた。
彼はまだ、部屋着のままだった。
え?
すぐに出かけられないじゃん…
「とりあえず上がりなよ」
とりあえず、だよ…
部屋に上がった。
テーブルの上には、食べ終えたばかりのカップラーメンが置いてあった。
これ、昼ごはん?
だったら一緒に食べれば良かったのに。
「○○たち(私も知ってる同僚)と朝まで飲んでたんだよ。さっき起きたばかりでさ」
そうなんだ…
大丈夫?
着替えたら出掛けられる?
「少し休ませて」
そっか…
わかった。
私たちはそのまま…どのくらいだろ?
30分くらい話してたのかな。
わかんないけど。
私は早く出掛けたいな、なんて思いながら。
話しが途切れた。
そろそろ出掛けられるかな?と思ったら…
彼が私の肩に手をまわした。
そして、キスをしてきた。
もちろん私も受けとめた。
私たちは恋人なんだから、キスくらい当たり前!
てゆうか、私もしたかったし。
キスは彼からの愛情が感じられるから好き。
それにしても…
最初から濃厚なキスだった。
ちょっとカップラーメンの匂い。
それに応えていたら、彼が服の上から胸を触って来た。
え?!
待って…
す、するの???
私はデートがしたい…