進行性核上性麻痺の眼球運動障害 | 神経内科専門医の日々のつぶやき

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きんぎょさん進行性核上性麻痺の眼球運動障害きんぎょさん

進行性核上性麻痺の臨床症状の一つに、垂直性眼球運動障害があります。
特に下方視に強いと言われています。
この解剖学的な原因として、中脳のrostal interstitial nucleus of medial longitudinal fasciculas(riMLF核)の障害が原因と言われています。
中脳の神経変性は、進行性核上性麻痺の病理所見で認められます。