「電書カプセル」近く公開 ― “ライブ会場”のような電子書籍 | 脳科学とダイレクトマーケティング

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ゲーム「ぷよぷよ」を作った米光一成氏が監督を務めるiPhone向け電子書籍アプリ「電書カプセル」が、App Storeで近く公開される。


電書カプセルは、「カプセル」と呼ばれる電書コンテンツをダウンロードし、内蔵ビューワで閲覧できるアプリ。漫画やエッセイなどの読み物がラインアップされており、スマートフォンで読むことを前提に、コンテンツの見せ方にもこだわっているという。


書き手は作品の内容をWebのツールから簡単に更新でき、例えば漫画を1日1コマずつ増やす、というようにコンテンツの内容を順次拡充できる。また、カプセルに対してユーザーがコメントできる機能もあり、ファンからの意見を作品に反映させることも可能だという。


日々の生活の中で徐々に変化するコンテンツを読者が楽しむ、そして、作品の変化に読者自身が関与していく――そんな「ライブ会場」的な体験を、電書カプセルは提供しようとしている。


例えば、トークショーなど各種のイベントをその場でテキスト化し、電書として配信。参加者が帰りの電車でイベントを電書で振り返れるような、スピード感のあるコンテンツを提供する、といったことも想定しており、アプリの運営会社(カイユウ)の担当者は期待を寄せている。


電書カプセルに作品を投稿する作家は、現状では運営者側により限定されている。しかし、Kindle ダイレクト・パブリッシングのような個人出版サービスがいろいろと登場している昨今、より幅広いクリエイターが使えるプラットフォームへと進化する方向性もありそうだ。


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