投資系のネットワークビジネスの話をよく聞く。
多くの場合、年利36%(またはそれ以上)などど、普通ではあり得ない高配当の金融商品がメイン商材となっていることが多いように思う。
根本的な問題だが、投資のプロでも年率36%などという数字は継続しては叩き出せない。
投資の常識を踏まえて考えると、高配当をエサに勧誘する会社はあまり信用できないかもしれない。
この手の会社の場合、大抵勧誘の時に顧客から破産や元本割れのリスクについて質問される。
そして大抵の答えとしては、
「うちは破産リスクが極めて少ない方法で投資している」
「安全で確実な事業へと投資しているから失敗はなく高配当を維持できる」
「世界的投資会社の敏腕トレーダーだった人物が運用の指揮を取っているから大丈夫」
などと言って信頼を得ようとしてくる。
しかし、会社を調べてみると、金融庁に無許可事業者として名前が載っていたりするから恐ろしい。
投資系の会社から勧誘を受けた時は、きちんと金融庁の許可を取って運営している会社かどうか調べた方がいい。
またこの手の会社の破産情報や詐欺情報などは、詐欺被害速報などのサイトで口コミされていたりする。
ネットワークビジネス形式で巨額を集め、その資金を隠した上で、数年~10年以内で計画倒産させてしまうというのは詐欺師の常套手段だ。
中にはきちんと運用している会社もあるだろうが、詐欺的会社がはびこっている投資系のネットワークビジネスは手を出さない方が無難かもしれない。