こんにちは!
今回は
SE志望の学生、新人のSEに聞かれたこと
をまとめて答えてしまう回
ですので興味のある方はどうぞ!
IT業界はブラック企業が多い
→ まぁまぁホント
ちゃんと理由があります
- プロジェクトというものが非常に難しいため
- 中小企業が多いため + 日本の中小企業はブラックになりやすいため
- 人材リソースの授受があるため
- 残業しやすい環境が整っているため
- 残業なしの裁量労働制や、みなし残業が多いため
- 労働集約的な業態が多いため
悪い経営者が多い!というよりは
単純に難易度がそこそこ高いのだと思います
もちろんホワイト企業もあって、
IT業界の場合、中堅以上の企業はほとんどが
「まあまあのホワイト」だと思っています。
とは言え誰もが思い浮かぶような
「ウハウハなホワイト企業」は
かなり少ないと思います。
結局スキル依存なので、
その人や組織の練度次第に
なってしまうからです。
残業が死ぬほど多い
→ ややウソ
データの集め方によって統計情報が入り乱れていますが
平均すると20〜40時間程度と見ていいと思います。
(平均30時間という会社が多く、
零細になると60時間くらいのところも
見かけます)
他業界に比べれば「やや多い」くらいです
でも「残業が非常に多い」という声をよく聞くと思います
それはなぜかといえば
納期がある
実店舗が無いから閉店時間がない
24時間働ける
季節や天気や休日に関係なく仕事ができる
家にも仕事が持ち込みやすい
残業代が出ない会社が多い
というように、やろうと思えば
いくらでも残業ができる環境が揃ってるため
局所的に激務が発生するからです。
局所的に激務が発生する条件としては
- 納期前に炎上した
- プロジェクトを何とかする立場になった(SE、PL、PM)
- 最悪な上司に当たった
- 必要以上に頑張ってしまった
- 会社が零細すぎて頑張らないと潰れる
などなど
上限が無いのでヘタすると
残業200時間と言うこともあります。(※違法です)
しかし、そういう人を含めても
そこまで多くないという感じです。
平均値が高く、中央値は低いという構造です。
ネット上に溢れている声は
大抵レアケースなので気をつけましょう。
残業代が出ない?
→ 会社による
裁量労働制(の手当無し)、年俸制、
みなし残業制を取る会社は他業界よりかなり多いです。
とは言っても、IT業界でさえまだ半分以上の会社で残業代が出ます
(平成26年就労条件総合調査結果の概況:結果の概要(1 労働時間制度))
ただ印象として、Web系の新しい企業ほど
出していない感じがあるので
Web業界に限って見れば
半分以上の会社で出ていないかもしれません。
求人サイトを見ると大体年俸制なんですよ。
ちなみに「裁量労働制はエンジニアに合ってる」
と言われています。
プログラマー35歳定年説
→ 結局分からない
諸事情によって35歳で定年になってしまうのではないか説。
たまに誤解を生みますが、「IT業界自体の定年説」じゃなくて
「コードを書き続ける仕事は35歳超えるとキツイよね」という話です。
実際、これは特にSIerの製造工程を
専門に請け負う会社の文脈が多分に
含まれているので注意が必要だと思います。
小規模プロジェクト主体のWeb系では
純粋なSEというものがあまりおらず
設計もコードも両方やってるという人が多いです。
なので前提がそもそも違います。
じゃあweb系では35歳になっても安泰かといえば、
それは全く分からないが答えだと考えています。
現在のWeb系の平均年齢はだいたい32歳くらいです
ほぼ未体験ゾーンなので予測ができません。
ある意味プログラマー35歳定年説より怖いですね。
(不思議と問題になっていませんが)
プログラマーは
超儲かる or プログラマーは薄給
→ ウソ
普通です。
平均より若干高めですが、
難易度などを考えればやっぱり普通だと思います。
何故そうなっているかといえば、
ある程度の相場が発生するためです。
- 業界の大部分が労働集約的で、工数でプロダクトの値段を決める(単価が先に決まる)
- スキル的な参入障壁はあるが、免許などは無いため業界が儲かるほど参画者が増える
→結果、需要と供給バランスにより
「それなりの相場」になる
ただWeb系は中小企業が多いため
基本ちょっと安いと思います。
日本は給料の額が企業規模にかなり影響されます。
(国税庁 企業規模別の平均給与 賞与に注目)
たまに上場企業だけの平均を取ってWeb系は高い!
とか言ってるサイトが有りますがそんなの当たり前です。
相対関係はざっくりこんなイメージです
高い↑
他業界のよく話題に上る有名企業
IT業界 大手企業
全大企業(平均年齢40代半ば)
全企業
IT業界 中小企業(平均年齢30代半ば)
全中小企業安い↓
高からず、低からずですね。
IT業界高いよね!って言う主張は
だいたい大手だけ例に挙げています。
IT業界安いよ! って言う主張は
だいたい大抵IT中小企業を例に挙げてます。
ちなみにIT業界で「他業界大手の最高域」を
超えるのは極一部のITベンチャーと
極一部のフリーランスくらいじゃないでしょうか?
(1400〜1500万)
Web系は若い → ホント
きちんとした統計は出ていませんが
平均32歳くらいですよね
SIerは平均37歳くらいじゃないかと思います
(あくまで、求人サイトをひたすら眺めてた感想です)
会社によっては平均20代というところもあります
怖いですね。
女性が少ない → ホント
1,2割?
別の部署にごっそり固まって居たりします。
華がない部署ってありますよね?
エンジニアがいるのはそんなところです。
常に勉強が必要で大変 → ほぼウソ
エンジニアは業務中、常に勉強が求められます。
1日10時間働いたら、
そのうち5時間は勉強しているようなものです
(しかも実践で)
そのくらいできていれば、帰ってから改めて
勉強する機会は目立って多いというわけでは
ないと思います。
もちろん今の業務と来年やっている業務が
全く別である場合は勉強が必要になりますが
そんな大量の勉強時間を確保できる人は稀です。
大抵はどうにか導入だけ頑張って覚えて、
実務に潜り込んでから本格的な勉強をすることになるでしょう。
この方法はIT業界特有だと思います。
他の業界ではそもそも潜り込めないか、
修行扱いになったりします。
じゃあ何で「常に勉強が必要」と言われているかといえば
- 一度覚えたらあとは安泰な他業界と比較したから
- 他業界よりは数年に一度のスイッチングにコストがかかるから
- 業務中には確かに勉強が必要だから
などのせいだと思います
そもそも技術習得を勉強だと思わないとか
苦じゃない人ならそこまでキツイとは思えません。
逆に苦痛な人は、すぐに音を上げると思います。
(業務=勉強だと考えればそうなりますよね)
IT業界は若者の使い潰しが多い
→ 誤解があるがホント
使い潰しってそもそも何でしょうか?
- なんか悪い経営者が、甘い汁を吸うため若者を薄給で使う
- 会社に貢献した若者を途中で使い捨てる
- 育成してくれない
- 何も知らない若者ばかりを薄給で使う
多分こういう感じだと思いますが、誤解が多くあります。
悪い経営者が、若者を薄給で使い潰して甘い汁を吸っている → ほぼウソ
とにかく会社を大きくするため採用などに
金をかけているパターンと
そもそも経営がうまく行っていない
パターンが多いです。
結果的には変わらないんですが、
悪の権化みたいな人は意外と少ない印象です。
どちらかというと下手なだけです。
会社に貢献した若者を途中で使い捨てる
→ ホントだが誤解がある
スキルが基準の業界なので貢献度とかあまり意味をなしません。
そしてスキルが上がっても
その受け皿となる仕事が会社に無いと
上手く活用できません。
他の業界とはちょっと価値観が
違うので注意が必要です。
他の業界の視点で見てはいけないのが
IT業界というところだと思っています。
特に日本の他業界とは比較がしづらいです。
育成してくれない
→ 育成できない
育成できない → 経験者だけ採ろう
育成できない → 若者の方が勝手に育ってくれるし、
無能でも給料安いから痛くないよね
この2つのパターンがあります。
若者が遭遇するのは後者ですよね。
何も知らない若者ばかりを薄給で使う
→ ホント
ベテランが少しでも儲けようとしたら
年金システムのようなピラミッド構造に
するのが理想です。
破綻するのは目に見えますが。
そういった会社は
「労働力を安くたくさん仕入れて、高く売る」
みたいな商売をしているわけです。
そうではない、中途ばかりの会社もありますが
若者が入るのはもちろん前者が多いでしょう。
まとめると
悪い経営者が居るというよりは
「会社が潰れないように経営したら
自ずとそうなった」みたいな事が多いです。
もちろん使い潰す側の道義的責任が
無いといえば嘘になります。
理想を求めて会社を運営した結果会社が
潰れてしまったら元も子もないですし、
たとえ上手く行っても規模を大きくすることは
難しいはずです。
エンジニアはオタクが多い
→ ホント、だがそれほどでもない
他の業界よりは圧倒的に多いですが
情報系の学科なんかよりは少ない印象です
色んな経路で色んな人が来ているため、
濃度がだいぶ薄まっています。
最近は文系出身の方がたくさん入ってきている
というのも影響しているでしょう。
(自分もそうですし。)
とは言えアニメ漫画ゲームは
最大の共通話題として出てくるので
好きなアニメなどがあると
コミュニケーションが捗ります。
オタクじゃない人も周りから
勧められて何かしら見てるケースが
多いです。
(割と面白いんだなこれが。)
若干意外なのはスポーツ経験者もかなり居るし
リア充もそこそこいるということです
(会社が選別しているのかもしれませんが)
高いコミュニケーション力が要求される → ほぼウソ
個人的にウソと言いたいです
学生が想像するコミュニケーション力とは別物だと思います
無口で暗くて挨拶すらしないエンジニアがそこそこ居ますが
仕事はできるという人も居ます。
あくまでチームプレイを
きちんとできるかどうかという話で
コミュニケーション力と言うよりは
仕事をこなす力の方がしっくりきます。
複数人で一つのものを作り上げる経験
って学生のうちには中々積めません。
プログラミング経験者であっても
最初はチーム開発で苦労します。
コミュニケーション云々についても、
少しSIerの文脈が入ってるのだと思います。
SIerは一つのモノを複数の会社で
作ることが多いので折衝能力が
かなり求められてきます。
一方でweb系に多い小規模案件だと、
いかにして作るかの方がウェイトが
大きいので事情が変わります。
ちなみにお客さんと話すようになってくると
さすがに誰もが想像するコミュニケーション力が
必要になります。程度と役割の問題ですね。
Web系はチャラい
→ ほぼウソ
チャラいのはメガベンチャーの一部の人と、
非エンジニアの一部の人だけで
あとは大人しそうな人が多いです。
金髪や茶髪もいます。
(執行役員でドクロのTシャツを着る人もいるのは秘密)
エンジニアは論理的じゃないといけない → ホント
エンジニアというよりIT業界全体です。
論理的じゃないと詰みます。
でも自分がどれだけ論理的かって
自分で客観視するのが難しいんですよね。
まるでコーディングするかのように
言葉を扱えるとスムーズに仕事ができます。
クラウド化して仕事がなくなる → ウソ
ITは、近代ではビジネスのために使われてきました
ビジネスが無くならない限りIT業界の仕事は
無くなりません(技術的特異点でもない限り)
今まで通りの仕事は無くなるでしょうけど、
それってIT業界にいれば当たり前です。
仕事が奪われる!と言っている人達は、
局所最適に陥ってしまった人たちだと思います。
今日はこんなところにしましょう。
その2とか書くかもしれないです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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