ネットワークちゅうごく活動報告書（伊里前福幸商店街）
5月3日～5月6日 ボランティア＆被災地ガイドツアー
5月5日 子どもの日 笑顔いっぱいわくわく子ども広場 親子でチャレンジランキング
ボランティア活動を終え、伊里前福幸商店街を訪れ、お買い物をしました
5月5日、南三陸町歌津にある仮設商店街、『伊里前福幸商店街』を訪れました。
かつてこの場所には伊里前商店街が形成されていましたが、津波によりすべてが流されてしまいました。存続の危機にさらされていたという事ですが、再開する運びとなり、南三陸町内では初となった仮設商店街だそうです。理容店や食料品小売店等が立ち並び、地域の皆さんには欠かせない商店街です。
種類豊富な食料品が店舗内に並べられていた、『マルアラ』さん。
ご厚意で、私達ボランティア全員にわかめスープをご用意してくださいました。南三陸産のわかめが入ったスープは格別においしく、体も心も温まりました。
『南三陸町観光協会』さんには、Tシャツやキーホルダー等、様々な南三陸町グッズが並べられていました。見渡すと、中にはひとつひとつ手作りで作られたものもあり、どれも地元の人達が復興へ向けての強い想いを込めて作られた商品だと感じ、ボランティアメンバーも多くの人が何らかの商品を買っていました。
お店の方々は皆笑顔で迎えてくださり、私達も楽しんでしっかりとお買い物をさせていただきました。
震災から1年経つ今、そこら中に残る瓦礫や開けてしまった土地を見ると、復興まで長い道のりを進まなければならない事は否めません。しかし、そんな状況の中このような活気のある商店街を立て直し、少しずつでも復興に向かって頑張っている現地の方々の姿からは、私達が逆に勇気をいただいたように思います。
買い物を終えた後、バスに乗り込み伊里前福幸商店街を後にしようとしたところ・・・なんと、店舗の中にいたお店の方々が皆外に出て、バスが見えなくなるまで、ずっと手を振ってくれました。
バス車内では歓声が沸き、全員が、商店街が見えなくなるまで全力で手を振り返しました。
商店街滞在は短い時間ではありましたが、その短い時間の中でも南三陸町の方々の力強さと優しさに触れ、お土産のほかにも大切なものを持ち帰ることができたように思います。
こんなにも心優しく、温かい人たちが住む東北の復興に、様々な形で長い支援を続けたいと思いました。
（ツアー参加者 チーム縁：Y.Rさん）