昨日は藤本さん宅を出た後、一時間程走り、公園があったので、そこで休みました。
観音寺市で出会ったくまさんの言葉で、「物事は夜考えると無駄な事まで考えてしまうから朝考えろ!」と言う貴重な言葉があったので、改めて朝考えて見ることにし、
公園で考えていると15時過ぎになってしまい、朝じゃなくなってしまったので、「エブリシングOKな感じで、考え続けて進んでいけばいいや」と、出発する事にしました。(笑)
出発し、平地ではあるが、相変わらず車通りが多く、ママチャリには走りづらい道を走っていると、地元のお母さん(64)とすれ違いました。
すると、通り過ぎちょっとしたあたりで、お母さんが「日本一周してるの?!!」と、とてつもなくいいリアクションで僕らに呼びかけてくれました。
お母さんの所に戻り、「そうです。日本一周してます」みたいな感じで話していると、「すごいね~すごいね~」と大変喜んでくれ、「家でお茶でもしていき」とお母さんのお宅に招いてくれました。
お母さんのお宅につくと、お母さんは、「旦那も呼んで一緒に話しておけば、ああいう事もあったねと思い出話も出来るから」と、ジムに出かけていた旦那さんも呼んでくれ、ご夫婦と一緒に話す事が出来ました。
旦那さん(67)は、戻ってくると、自転車で有名な方のインタビューが書かれた本を見せてくれ、
「人になんて言われようが、自分の道を極めればいい。この人だって言っているし、健康の為、足腰を鍛えるためにこんな足に重りをつけて生活している俺だって(お父さんは両足に四キロの重りをつけて生活しています)、はたからみたらバカだけど、その人のやってる本意はその人にしかわからないし、バカだ、ダメだと言われようが、それをやり続けられるバカだからこそ何かを極められるんだ」みたいな、とても熱く貴重な話を聞かせてくれました。
そんなお父さんは、途中またジムに出かけてしまったのですが、
でかけた後も、お母さんが、「私たちは子供がいないから、頑張ってる子をみると可愛くてしょうがないの」と色々と親切にしてくれました。
そんな感じで、素敵なお母さんと話していると、18時になり日が暮れかかってしまったので、名残惜しかったのですが、「そろそろ出発します」と、出発をしました。
お母さんも名残惜しそうにしてくれて、ママチャリで走っていく僕らを追い掛けられるだけ追い掛けて来てくれて、尚更名残惜しくなりました。
お母さんと別れた後も、相変わらず海沿いの道を走り続けました。
緩やかではありますが、山道が続き上り下りをくりかえしました。
途中途中にある村落は、暗くてよくは見えなかったのですが、静かで平和な感じをかもしだしていて、山を乗り越えた後の一休みみたいな感じで僕らを和ませてくれました。
夜だったので、気温は低かったのですが、繰り返す上り坂のおかげで、いい汗をかけました。
しかし、山道の為、野宿できそうな所が見つからず走り続けました。
23時半くらいまで走り続けた辺りで、香川県総合運動公園と言う公園があったので、ようやく寝床が見つかり、そこで落ち着く事が出来ました。
そして、昨日は夜の寒さと蚊と戦いながら深夜一時くらいに眠りました。