力を借りる経営
久しぶりにちょっと固めなエントリー。
ちなみに力を入れてこういうエントリーを上げると、アクセスが上がらなくて悲しい
ってことが判明しています。読者ニーズに合致しないらしい。
でも上げます。
経営者をこれでも3年半やってますが、段々と意識するようになった考え方。
「自分の力を尽くす経営」ではなく、「人の力を借りる経営」を目指す。
創業期なんかは、とにかく自分の力を磨き上げ、最大効率で出来る限り
長時間働き、何があっても自分で何とかする、っていう経営スタイルでした。
というかこれ経営じゃないですが。
短期的には成果は上げやすいものの、難点として、自分がやればやるほど
人の気持ちが離れる。自分以外は成長しない。自分以上の器の人は入ってこない。
結果、頑張っても頑張っても組織が成長せず、精神的な自転車操業がずっと続く。
経営の本も何冊も読んでましたし、その状況がダメだってことは頭では分かっているものの、
我慢できずについ自分で手を出してしまう。。
下手な経営の見本みたいなことをしていました。今でこそそう振り返れますが、
汗みどろになっている最中は自分を客観視するのが難しいんですよね。
で、翻って最近は、「自分よりも能力をもっている人に、いかに本気で働いてもらうか」
ってことをとにかく意識するようにしています。100%できているかっていうと、
まだまだ不合格だと思いますが。
例えば、恐らくベンチャーの組織体としては珍しいんじゃないかと勝手に思っていますが、
当社の幹部6名はほぼ全員年上。35歳~40歳くらいの脂の乗った年齢です。
それぞれが何かしらのスペシャリティを持っており、十分なビジネスセンスと、
誠実な人格、加えてマネジメント力を持っています。(褒めすぎ?)
力で押さえつけてコントロールして、っていうスタイルを志向すると、これほどやりにくい
環境はないです。しばしば自分の未熟さを突きつけられて嫌になります。
社長だけど上から目線が使いにくいことこの上なし。![]()
ですが、より強い組織を志向すると、自然とこうなってました。
嫌だなーと思う気持ちは、単に自分の器の小ささに過ぎない。
自分の小さな器の範囲できちきちにコントロールする経営ではなく、
会社のミッションやもつべき価値観、事業のドメインや使えるリソース、
そういったものをすり合わせることでベクトルを合わせ、それぞれが
同じベクトルに乗った中で、それぞれのやり方で最大の成果を上げてもらう。
本気になってやってもらう。
そんな経営を目指してますが、力を入れるべきところと抜くところ、
ストレートに言うべきところと、あえて言わずにおくべきところ。
そういったバランス感なんかがとても難しいです。経営スキルが未成熟。
とにもかくにももっと社長の器を磨かないと。
会社の成長にはそれがまず第一ですね。