レアジョブ英会話というサービスが目指すもの その4 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

レアジョブ英会話というサービスが目指すもの その4

お客様が英語を習慣化できるよう、より付き添える存在でありたいと思っている。
そのために考えているのは次の4つ。

1) お客様がやるべきことを端的に明示できる、そんな存在になりたい
2) 英会話にとどまらず、英語学習全般を習慣づけられる、そんな存在になりたい
3) なぜ英語を話せるようになりたいか、その再確認を手助けできる存在になりたい
4) 外国にいたら自然に言葉を覚える状態を、ネット上に再現したい

このなかの 2) について、今日は書きたい。

うちに、データ戦略室という部署がある。
名前だけみると、謎の部署だが、
いわゆるビックデータを扱ったことのある、
データ・サイエンティストが勤務している。

彼らがやっているのは、データの分析。
先日プレスリリースを出させていただいたように、
レアジョブは累計1000万レッスン以上のデータを持っている。

その分析は、まさにビックデータ。
とくに、僕たちが知りたいのは、
登録や入会といった、1トランザクションをどうやって生み出すか、
ということ以上に、
英語を習慣化できるよう、レッスンをいかに継続していただくか、
というもの。

トランザクションではなく、継続。
これが実は、データ・サイエンティストの分野でもあまり事例がないらしい。

データ戦略室の長を務める大隅が、
「いやー 難しいですね」 と悲鳴を上げていたので、
「逆に言うと、これがうまくいったら、一冊本が書けますね」 と
僕は返事をしておいた。

そして、彼が分析をすること数か月。
色々収穫があったが、その中でもシンプルな発見があった。

それは、
・英語により高頻度で接触すればするほど、継続しやすい
というものだ。

当り前といえば当たり前なのだが、
これが統計的に証明されたことは大きい。

というのも、英語接触回数が増えることの費用対効果が計算できるようになるからだ。
費用対効果が計算できると、会社としてそこに投資しやすい。

だから、レアジョブは、
生徒様が英会話レッスンを受講しやすい環境を整えるだけでなく、
英会話以外でも、英語に接触する機会を増やしたいと思う。

それが例えば、リスニングコンテンツであったり、
単語力強化であったり、
発音、はたまたTOEICなどの試験対策かもしれない。

ただ一つ言えるのは、うちらしいものを提供しなくてはいけない、ということ。
決意がある方が取り組めるものは、世の中にたくさんある。
決意がさほどない方でも、自然と続くもの。
そういった、人々により寄り添えるものを、提供していきたいと思う。