タクロバン再訪問 その6 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

タクロバン再訪問 その6

そして、最後に、レアジョブの講師たち数人と会った。

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まず、フィリピン大学タクロバンキャンパスの一教室を借りて、
Tutoring spaceを仮稼働させる件については、
とても喜んでくれた。

講師が100人はいた都市で、
講師10人を支えきれるかどうかもわからない、
仮設の設備。

とても小さな一歩、というか、
まだ稼働すらしていないので、一歩ですらない。

にも関わらず、とても喜んでくれたのは、
僕はとてもうれしかった。

一方で、講師たちと議論したのは、
越えなければならない課題がいくつもあることだ。
ネット回線の安定性や、レッスン終了後の移動手段など、
まだ見えきれていない壁がいくつかあるはず。

そして、その中で、お客様へのレッスン品質を犠牲にできないことも伝えた。
タクロバンからだという理由で、何かの基準を緩くしたり、
特別扱いすることはできない。
他の都市からと同じ品質が達成できてこそ、本当の復興なんだと。

その点についても、皆、同意してくれた。

また、藤木さんが起こそうとしているNPOについても、
皆、何らかの形で協力してくれる、とのことだった。

レアジョブの講師は、フィリピン全土に散らばっていて、
しかも、学歴などが高いため、各地域のリーダー的存在であることが多い。
このネットワークを活かしていけば、小さな炎を大きくしていくことができると思う。