明日、フィリピン台風被害地域に住む講師たちと、カリボに行ってきます。 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

明日、フィリピン台風被害地域に住む講師たちと、カリボに行ってきます。

レアジョブ英会話、第19回目のTutor Gathering (講師集会)をやりました。

iloilo18

台風Haiyan/Yolandaの直後ということもあり、いったんはより取りやめることも検討しました。

しかし、僕たちの本業はあくまでも英会話レッスンの提供です。
レッスンの向上という本来の目的のため、集会は予定通りやることにしました。

ただし、名称をTutor Gathering for a causeと銘打ち、内容を工夫しました。

Iloilo2


まず会の最初に一分間黙祷。
司会は何回もスピーチでも台風のことに触れました。
僕も、生徒様からの寄付金や、思いを伝えたいという話をしました。
生徒様からのメッセージも届けました。


Iloilo3


同時に、バザールという取り組みもしました。

iloilo19


このバザールという仕組みですが、
スタッフや講師から物資の寄付を募り、
それを直接現地に届けるかわりに、
会に参加した人びとに対し、
ある程度安い値段で販売し、
収益を台風被害への寄付金とする、というものです。

モノ自体を現地で必要な人に配布するのはとても大変なので、
いい取り組みだと思います。

そしてこの集会では、台風被害にあった講師たちとも会いました。

家を失った講師。
親類を失った講師。
困難に面している、自分の身の回りの人たちを助けている講師。

印象的だったのは、そんな講師たちが皆明るく振舞っていたことです。

この明るさはフィリピン人ならではだと思います。
イロイロで行った集会ではミニゲームを一つだけやりましたが、
被害地域の講師含め、皆楽しんでくれたように思います。

Iloilo7


明日は、そんな講師たちと一緒に、イロイロから北に車で5時間のところにあるカリボにいきます。

iliilo20

(画像: Panay Explores


カリボは、タクロバンと同様に台風の目が通過していった地域で、
強風の他、沿岸部や河川周辺では高潮による被害も出ています。


講師によると、食料や水などの緊急避難物資は足りているそうです。

Iloilo5



ただ、住宅が半壊した人も多く、住宅用の資材が足りないそうです。

Iloilo6


明日僕たちも資材を持って行こうと検討しましたが、
資材の運搬には色々な問題があるため、それを担当するNGOに寄付をしてこようと思います。

なお、ここでいう問題の一つは略奪です。
現地カリボで日本人とわかると非常に危険だと言われました。
下手をすると、人がどんどん寄って来て、持ち物を勝手にもぎ取っていく恐れもまだあるとのことです。
略奪にあう危険がないようなルートを選び、
日本人だとぱっと見てわからないようにするため、
講師たちに勧められ、野球帽、サングラス、ビーチサンダルを買いました。

明日の朝4時半、バンを借り切って出発する予定です。

現地に対して、株式会社レアジョブが、そして一個人としての僕に何ができるか、
見極めてこようと思います。

PS
被災地タクロバンに雇用機会を創出するNPOを
設立しようとしています。
その説明会を12/15(日)に開きます

台風の件は、既に日本では風化しつつあるかもしれませんが、
現地はまだまだ厳しい状況です。

参加や応援してくださる方々をもう少し募りたく、
皆様、ブログ記事を他の方に共有頂けると嬉しいです。
日本からできるご協力、よろしくお願いします。