「不」を解消するビジネス | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

「不」を解消するビジネス

先日、Japan Venture Awardにて、「中小機構理事長賞」というものを頂いた。
そのときに他にも表彰された会社が15社あって、
今日はその中で5社の代表の方と会食をした。

賞のときは、皆いろいろと忙しかったので、
お互いに話をガッツリ聞くのは、実はこれが初めてだった。

代表の方は30代から50代まで、
事業も製造業からサービスなどと、各社バラバラ。

でも、ただ一つだけ共通点があった。
それは、世の中の「不」を解決しているビジネスを皆されているということだ。

例えば、
消費者とメーカーの知識格差に基づいたぼったくりという「不満」。
病に苦しむ人の「不安」。
女性がなかなか社会進出しづらいという「不合理」。
英語を話す機会に圧倒的に欠けているという「不足」。

各社とも、そのような「不」を解決することで、
業績をどんどんのばし、結果としてJapan Venture Awardで表彰された。
マネーゲーム目的で起業したというよりは、
なんらかの「不」を解決したくて、そのプロセスが楽しくて、起業された方ばかり。
なかには既に上場していたり、その水準をクリアしていたりする方も多い。

「不」を解決するビジネスが伸びる、とは昔聞いたことがあったが、
改めて、まさにそれは本当のことなんだなと感じた。

誰の、どういう問題を解決したいのか。

企業の成長性を決めているのは、まさにこの点だと思う。