カラーをはっきりさせる必要がある | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

カラーをはっきりさせる必要がある

入社時のオリエンテーション資料に、次のように書いた。

・どこの会社でも通用する人に育てたい
・どこの会社にも行きたくならないように、魅力的な職場にしたい



これを実現させたいと頑張っているつもりだが、
今日ある方たちと話していて気づいたこと、
それは、

カラーをはっきりさせる必要がある

ということ。



「どこの会社でも通用する人に育てたい」というのを考えた場合、
リクルートのようないわゆる「人材輩出企業」が思い浮かぶ。

例えば、リクルートを例に上げると、
リクルートで全てのスキルが伸ばせるわけではない。
例えば営業力とか、特定のスキルが強い。
(少なくとも、世間ではそういうイメージがある。)

だから、リクルートを前職に持つ人が来たら、
(例えば) 「うちの会社にリクルート的人材は必要か?」
という形で判断しやすい。
判断しやすいから、リクルート出身者は、必要な企業には採用されやすい。
結果的に、「どこの会社でも通用する」 と言われるような状態になる。

だから、
カラーがはっきりしている企業を卒業した人は、
他の会社でも通用しやすい。
(とくに、そのカラーが世間に認知されていればなおさら)


もうひとつ言えることは、
誰しもにとって楽しい、という場所はないということ。

いや、あるのかもしれないけれど、
◯◯な人には最高に楽しい場所、というのはあって、
そこよりは魅力が落ちる。

だから、
「うちの会社は◯◯な人にとっては最高に楽しい場所ですよ」
とカラーを最初からつけておいて、
◯◯な人を集める必要がある。


つまり、
社員をどこの会社でも通用する人に育てたければ、
そして、
どこの会社にも行きたくならないように、魅力的な職場にしたければ、
カラーをはっきりさせる必要がある、
つまり、あるべき社員像をわかりやすい言葉で表現できている必要がある、
ということ。

(続く)