ファイティングポーズ | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

ファイティングポーズ

高校の後輩が起業した。
挨拶に、僕のところにやってきて、彼は言った。
「加藤さんのビジネスなんて、1年で抜かして見せますよ」

1年後に彼と会った。
彼が計画していたビジネスモデルは破綻して、
共同創業メンバーは相次いで去り、反旗を翻され、
彼は以前より5歳は老けて見えた。

しかし、そんな彼は明るく言った。
「今度、こういうビジネスを考えているんですよ!」
それを聞いて、いいな、と僕は思った。

彼が計画しているビジネスモデルが成功するかどうかはわからない。
でも、さんざんな目にあったあとに、
彼はファイティングポーズを崩していなかった。

ボコボコに殴られた後って、
別に、パンチを繰り出さなくていいと思う。
守りに徹して、クリンチで逃げまくっていいと思う。
でも、ファイティングポーズを崩さないって、
すごい大事なことだと思う。

ファイティングポーズを取り続けられる人は、
僕は大好きだ。