重要なのは 「言いたいことを言えるか」 ではない | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

重要なのは 「言いたいことを言えるか」 ではない

共同創業者のCTO中村とランチした。
みんなが言いたいことを言える会社にしたい、と僕が言った。

そうしたら中村が言った。
「言いたいことを言えるか、ではないと思うんだよね」

例えば、AさんはBさんのことが嫌いなとき。
AさんがBさんに正直に「嫌い」と言ってもしょうがない。

Bさんの何をどう変えて欲しいか、Aさんは具体的にしなければならない。
そしてそれは、AさんにもBさんにもためになる、Win-Winでなければならない。
建前ばかりを言ってもダメだが、相手の気分を害しては目的が達成できない。
時間は有限だから、解決策がクリアになっても他の問題が優先されることもある。
Aさんは言いっ放しではダメで、解決に向けてAさん自身も関与しなければならない。

そういったことを話し合っていく中で、次の文章にまとまった。

問題があると率直に伝え、本音で解決策を提案し合い、解決策を実行に移す条件を共有し、自ら積極的に実行に関われるか

これがレアジョブにとって「望ましい状態」だ。
クロスボーダーでサービスを提供する事業である以上、文化の違いを乗り越えることがもっとも難しい
だからこそ、この状態に向け、自分を含め会社を導いていきたい。