社員の転職可能性を高める | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

社員の転職可能性を高める

フルタイムスタッフの入社に当たって、Orientation trainingというものをやる。
そこで伝えるのはつぎのこと。

・まだ3歳の、若い会社に入ってくれて感謝している。
・だから二つの責任を僕は感じている。
・ひとつは、将来どんな会社にも行けるよう、君たちのビジネススキルを伸ばすという責任。
・もうひとつは、どんな会社にも行きたくならないよう、魅力的な職場環境をつくる責任。

実際、社員を転職しやすくすればするほど、実際に転職する社員は減る、という傾向があるらしい。
いつでも転職できるという安心感が、リテンションの大きな要因になるというわけ。
フィリピンで顕著な傾向だが、日本でも多かれ少なかれあてはまると思う。
つまり、社員の転職可能性を高めるのは、会社~社員のWin-winの解なのだ。

だから、色々な人に、うちの社員の転職可能性を高めるにはどうしたらよいかを聞いている。
そこで聞いた話が面白かった。

・「◯◯ができます」というスキルはもちろん強い。
・一方で、資格とか人脈とかよりも、よっぽど大事なものがある。
・それは、「レアジョブ」という会社を打ち立てていくこと。
・「レアジョブの第◯号社員でした」
・「レアジョブの◯◯部門を立ち上げました」
・この実績が、転職市場で輝く自分ブランドとなる。
・レアジョブをまずブランドにすること。
・これが、会社にとっても社員にとっても一番つよい。

そうだよなーと思う。
持たないがゆえの強みというものはあって、
そのひとつが、何も持たない状態から何かを持つ状態に持っていく経験が積めるという環境だ。

リクルートやGEのように、人材をどんどん輩出する、そんな企業になりたいと思う。