問題解決トレーニングでのイシューの設定の仕方
3人ほどスタッフがまた入社したので、問題解決トレーニングをまたやる。
どんなアウトプットをあげてくれるかなーと楽しみ。
で、このトレーニング、実はトレーニングが始まる前に、成功するかしないかの7割が決まる。
どんなイシュー(経営課題)の解決にとりくんでもらうか、
つまりどんなイシューを設定してトレーニーに渡すかが、
トレーニングの中でもっとも大事なプロセスになる。
具体的に説明すると・・・
トレーニングは現場ですぐに役立つものにしたい。
だから、イシューは現場で発生している問題から選ぶ。
でも、設定したイシューが難しすぎると、やる前から失敗する可能性が高い。
難しいイシューならまだ本人責任もあるからよいけれど、
不適切なイシューを与えてしまったときは、100%こちらの責任になるので、目が当てられない。
だから、適切なイシューを渡せるかどうかがとても重要。
不適切な例: イシューに施策を織り込んでしまう。
改善後のイメージを達成するために、問題解決プロセスを経て、施策が浮かび上がるという流れになる。
なので、イシューの時点で施策が出て来てしまってはダメ。
イシューは、改善後にどういう姿を達成していたいかを表現すべき。
例えば、「タスク◯◯に必要なスタッフを採用できるか」
これは間違い。
採用は施策であり、あるべき姿ではない。
正しくはこんな感じ。 「タスク◯◯をこなすのに必要なスタッフを確保できるか」
このイシューを解いたときに、採用以外にも、リテンションとか、スタッフ配置などムダの排除も解として出てくる。
問が間違っていると、解も間違う。
とはいいつつも、仮説を織り込んじゃいけあにわけじゃない。
むしろ、サブイシューに分ける際は仮説は必須。
仮説がないと、ロジカルに正しくても経営上の意味がなくなる。
経営上のトップイシューを解決するためには、
改善後にどういう姿を達成しているとよいのか、
姿1、姿2、姿3・・・と、仮説ベースで分けて考えていく必要がある。
不適切な例: 会社のトップイシューとの関連がわかりにくいイシューを与えてしまう
レアジョブの企業としてのトップイシューは、生徒様数の毎年倍増。
これを達成するためには、クチコミでの生徒様や講師獲得が大事。
クチコミを達成するためには、よいサービスの提供が大事。
よいサービスの提供のためには、xxxが大事。
このように、企業における全てのイシューは、企業のトップイシューがブレークダウンされたものになる。
「必要なスタッフを確保できるか」 というイシューであったとしても、
それをさかのぼっていくと、「生徒様数を毎年倍増できるか」 という問いにつながる。
問題解決に慣れた人なら、このへんを勝手に考えて軌道修正してくれるのだけれど、
僕の問題解決トレーニングの受講者の8割は初級者。
きちんとそこに配慮したイシューを渡さないと、独自の視点でイシューを解釈し、
期待していたものとはまったく違うものがあがってきてしまう。
だから、このへんがみえやすいイシューを渡すか、
このへんがみえにくい場合はトップイシューからロジックツリーでブレークダウンした上でイシューを渡すかしないと、
かなりキケン。
他にもまぁ不適切なイシュー設定の例はいっぱいある。
とにかく、イシューの設定は大事。
イシューの設定を失敗すると、その後の作業すべてがムダになる。
答えを出すことよりも、正しい問いを設定することのほうが難しい。
(しかし、こういうマニアックなブログ記事って、一体誰の役に立つのだろうか・・・)
どんなアウトプットをあげてくれるかなーと楽しみ。
で、このトレーニング、実はトレーニングが始まる前に、成功するかしないかの7割が決まる。
どんなイシュー(経営課題)の解決にとりくんでもらうか、
つまりどんなイシューを設定してトレーニーに渡すかが、
トレーニングの中でもっとも大事なプロセスになる。
具体的に説明すると・・・
トレーニングは現場ですぐに役立つものにしたい。
だから、イシューは現場で発生している問題から選ぶ。
でも、設定したイシューが難しすぎると、やる前から失敗する可能性が高い。
難しいイシューならまだ本人責任もあるからよいけれど、
不適切なイシューを与えてしまったときは、100%こちらの責任になるので、目が当てられない。
だから、適切なイシューを渡せるかどうかがとても重要。
不適切な例: イシューに施策を織り込んでしまう。
改善後のイメージを達成するために、問題解決プロセスを経て、施策が浮かび上がるという流れになる。
なので、イシューの時点で施策が出て来てしまってはダメ。
イシューは、改善後にどういう姿を達成していたいかを表現すべき。
例えば、「タスク◯◯に必要なスタッフを採用できるか」
これは間違い。
採用は施策であり、あるべき姿ではない。
正しくはこんな感じ。 「タスク◯◯をこなすのに必要なスタッフを確保できるか」
このイシューを解いたときに、採用以外にも、リテンションとか、スタッフ配置などムダの排除も解として出てくる。
問が間違っていると、解も間違う。
とはいいつつも、仮説を織り込んじゃいけあにわけじゃない。
むしろ、サブイシューに分ける際は仮説は必須。
仮説がないと、ロジカルに正しくても経営上の意味がなくなる。
経営上のトップイシューを解決するためには、
改善後にどういう姿を達成しているとよいのか、
姿1、姿2、姿3・・・と、仮説ベースで分けて考えていく必要がある。
不適切な例: 会社のトップイシューとの関連がわかりにくいイシューを与えてしまう
レアジョブの企業としてのトップイシューは、生徒様数の毎年倍増。
これを達成するためには、クチコミでの生徒様や講師獲得が大事。
クチコミを達成するためには、よいサービスの提供が大事。
よいサービスの提供のためには、xxxが大事。
このように、企業における全てのイシューは、企業のトップイシューがブレークダウンされたものになる。
「必要なスタッフを確保できるか」 というイシューであったとしても、
それをさかのぼっていくと、「生徒様数を毎年倍増できるか」 という問いにつながる。
問題解決に慣れた人なら、このへんを勝手に考えて軌道修正してくれるのだけれど、
僕の問題解決トレーニングの受講者の8割は初級者。
きちんとそこに配慮したイシューを渡さないと、独自の視点でイシューを解釈し、
期待していたものとはまったく違うものがあがってきてしまう。
だから、このへんがみえやすいイシューを渡すか、
このへんがみえにくい場合はトップイシューからロジックツリーでブレークダウンした上でイシューを渡すかしないと、
かなりキケン。
他にもまぁ不適切なイシュー設定の例はいっぱいある。
とにかく、イシューの設定は大事。
イシューの設定を失敗すると、その後の作業すべてがムダになる。
答えを出すことよりも、正しい問いを設定することのほうが難しい。
(しかし、こういうマニアックなブログ記事って、一体誰の役に立つのだろうか・・・)